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2020年02月05日金相場はリスクオン地合いに押され続落した一方、パラジウムは急騰し9,000円台に再浮上↑

【金相場】4日のNY金相場は、投資家のリスク回避姿勢が後退する中で売られ3営業日続落。中心限月の4月限は1トロイオンス1555.50ドル(-26.90ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。中国人民銀行(中央銀行)は3日、1兆2000億元(約19兆円)規模の資金供給を実施。財政省も金融面から企業支援に乗り出した事を受けて、新型コロナウイルスによる肺炎の拡大が経済に打撃を与えるのではないかとの懸念がひとまず後退。世界的に株高となり、米国株相場が大幅続伸する半面、安全資産とされる金は相場を圧迫された。また、外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進行。ドル建てで取引される金に割高感が生じたことも下押し要因となり、この日も売り優勢で取引きを終えた。

国内の金相場は、リスク選好意欲の高まりに下押されたNY相場を映し続落。買取ベースでは1gあたり5,959円(-44円)と、値を下げマイナス圏での値動きとなりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

02/05  5959円 (-44円)

02/04  6003円 (-33円)

02/03  6036円 (+27円)

01/31  6009円 (-14円)

01/30  6023円 (+26円)

01/29  5997円 (-35円)

01/28  6032円 (+11円)

01/27  6021円 (+39円)

01/24  5982円 (-19円)

01/23  6001円 (+14円)

10日間の金相場平均価格:6,006円/g


【パラジウム相場】4日のNYパラジウム相場は、テクニカル要因や米国株の大幅高に連れて急騰。中心限月の3月限は1トロイオンス2335.60ドル(+102.10ドル)と、1月22日に付けた歴代高値と同額に並び、史上最高値に再浮上して取引きを終了。堅調となった前3営業日の値動きを映して、この日のパラジウムも時間外取引きより買いが先行した。また、中国本土株式の反発を意識して買いが進むと、テクニカルな買いも入って上げ幅を拡大。相場は大台の2300ドルを突破した。加えて、通常取引に入ると米国株が大幅高となるなど投資家心理が改善した事から、パラジウムも急騰し、終値では先月22日に記録した歴代最高値と並ぶなど、価格水準を切り上げた。
テクニカル要因や需給バランスの観点から、パラジウムは史上最高値水準で推移中。昨年12月初めからの上げ幅では+510.90ドル(+21.8%)となった。

国内のパラジウムは、歴代高値タイとなったNY相場を映し急騰。買取では1gあたり9,257円(+446円)と、再度大台の9,000円台にのせ、1月24日相場(9,455円)以来およそ2週間ぶりの高値に値戻しました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

02/05  9257円 (+446円)

02/04  8811円 (+192円)

02/03  8619円 (-135円)

01/31  8754円 (-38円)

01/30  8792円 (+30円)

01/29  8762円 (-5円)

01/28  8767円 (-292円)

01/27  9059円 (-396円)

01/24  9455円 (-335円)

01/23  9790円 (+434円)

10日間のパラジウム相場平均価格:9,007円/g


12:25現在の金相場は1トロイオンス1560.75ドル、パラジウムは2339.90ドル、為替は1$109円44銭前後の値動きで推移しております。