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【金相場】6日のNY金相場は、一時株高に押されるも、新型肺炎への警戒感から押し目を買われ続伸。中心限月の4月限は1トロイオンス1570.00ドル(+7.20ドル)と、プラス圏で取引きを終了。中国政府が6日、米国からの輸入品の一部の関税を引き下げると発表した。米中の「第1段階」の貿易合意に沿った措置だが、合意が文書通りに実行されれば、今後の米中貿易交渉が進みやすくなると受け止められ株式市場が上昇する中、金は相対的に相場を圧迫され序盤は安寄りした。しかし、新型コロナウイルスによる感染拡大の警戒感や、米連邦準備制度理事会(FRB)も緩和的な金融政策を当面の間は続けるとの見方から金を買う動きがあり、相場は次第に上昇。押し目買いも入ってプラス圏に浮上した。その後、翌日の1月米雇用統計発表を控えて様子見ムードが広がった事や、外国為替市場では対ユーロでドル高が進行した事で上値を抑えられる展開となったが、そのまま買い優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、買いが優ったNY相場を映して上伸。買取ベースでは1gあたり6,035円(+40円)と、6,000円台に戻し、3日に付けた直近高値水準まで再浮上しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
02/07 6035円 (+40円)
02/06 5995円 (+36円)
02/05 5959円 (-44円)
02/04 6003円 (-33円)
02/03 6036円 (+27円)
01/31 6009円 (-14円)
01/30 6023円 (+26円)
01/29 5997円 (-35円)
01/28 6032円 (+11円)
01/27 6021円 (+39円)
10日間の金相場平均価格:6,011円/g
【パラジウム相場】6日のNYパラジウム相場は、このところの高値推移に対する利確売りが出た事から軟調となり続落。中心限月の3月限は1トロイオンス2237.20ドル(-89.50ドル)と、売り優勢で取引きを終了。中国の米国製品に対する追加関税率の引き下げなどを背景に株高に振れた事を受け、パラジウムも序盤は小高く推移した。また、新型コロナウイルスによる感染拡大の動向に市場の注目が集まる中、中国が積極的に経済対策を行い、米連邦準備制度理事会(FRB)も緩和的な金融政策を当面の間は続けるとの見方から、買いに繋がった側面もあった。しかし、その後は新型肺炎への警戒感やドル高に押され軟調地合いに反転。先日4日には歴代高値まで急騰していた事による利確売りも出やすかった事で、調整される展開となった。
国内のパラジウムは、利確売りに押されたNY相場を映し上昇基調が一服。買取では1gあたり9,092円(-231円)と、4営業日ぶりに値を下げ反落しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/07 9092円 (-231円)
02/06 9323円 (+66円)
02/05 9257円 (+446円)
02/04 8811円 (+192円)
02/03 8619円 (-135円)
01/31 8754円 (-38円)
01/30 8792円 (+30円)
01/29 8762円 (-5円)
01/28 8767円 (-292円)
01/27 9059円 (-396円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,924円/g
13:00現在の金相場は1トロイオンス1571.15ドル、パラジウムは2228.90ドル、為替は1$109円91銭前後の値動きで推移しております。