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【金相場】4日のNY金相場は反発。中心限月の4月限は1トロイオンス1264.50ドル(+4.20ドル)と、3営業日ぶりにプラスに転じて取引きを終了。この日の金相場は、今週発表予定の米の雇用統計を前に全体的に薄商いとなった中、序盤は減速傾向にある中国経済を活性化させるべく中国人民銀行(中央銀行)が市中銀行に求める預金準備率を引き下げたことを背景に買いが先行。また、この日発表された米の1月ADP雇用統計は前月比+21.3万人と、市場予想の+22.3万人を下回り昨年8月以来の低水準になった事から金は買われ上伸するも、その後発表された1月のISM非製造業景況指数が小幅ながら上振れた事を受けて相場は反転し一時売りが優勢の展開に。ただ、取引き終盤にかけてギリシャ不安の再燃や、米の株式相場が上げ幅を縮小した中、安全資産としての金は再び買い戻され結局3営業日ぶりにプラス圏で取引きを終えた。
欧州中銀(ECB)はギリシャ国債などを担保として認める特例措置の解除を表明。特例措置の解除で、ギリシャ中央銀行が国内行への資金供給を担うことになり資金繰りの懸念が再燃した。
国内の金相場は、海外相場が3営業日ぶりにプラスに転じた事を映して反発。買取ベースでは1gあたり5,136円(+31円)と、3営業日ぶりに値を上げ昨日付けた最近の安値圏から持ち直しました。
《直近10営業日の金相場価格推移》
02/05 5136円 (+31円)
02/04 5105円 (-42円) ※最安値
02/03 5147円 (-21円)
02/02 5168円 (+42円)
01/30 5126円 (-68円)
01/29 5194円 (-42円)
01/28 5236円 (+34円)
01/27 5202円 (-35円)
01/26 5237円 (-61円)
01/23 5298円 (+66円) ※最高値
10日間の金平均価格相場:5,185円/g
【パラジウム相場】4日のNYパラジウム相場は反発。中心限月の3月限は1トロイオンス790.20ドル(+4.20ドル)と、小幅ながら値を上げ先月28日相場以来およそ1週間ぶりの高値で取引きを終了。この日は雇用統計を前に様子見姿勢から全体的に薄商いとなった中、貴金属市場は総じて堅調に推移。パラジウムは序盤、米の自動車販売台数が増加した事や、中国の景気刺激策を好感され買いが先行。また、引き続きウクライナ情勢の先行き懸念から上げ幅を拡大し一時800ドル圏内まで買い進められる場面もあった。その後は米の1月ADP雇用統計が冴えない内容となった事や、原油安、株式相場が値を下げた事などが相場の重しとなり上げ幅を縮小。一時売りが優勢となったが、金やプラチナなど他貴金属の上昇を眺めてパラジウムも再び買い戻され、結局終値では先週28日相場ぶりに790ドルを回復して取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は海外相場が反発し、およそ1週間ぶりの高値まで上昇した事を映して反発。買取では1gあたり3,181円(+27円)と月初来高値を抜いて、先月29日相場以来1週間ぶりの価格水準へ値戻しました。
《直近10営業日のパラジウム相場価格推移》
02/05 3181円 (+27円)
02/04 3154円 (-5円)
02/03 3159円 (+70円)
02/02 3089円 (-32円) ※最安値
01/30 3121円 (-70円)
01/29 3191円 (+54円) ※最高値
01/28 3137円 (0円)
01/27 3137円 (+10円)
01/26 3127円 (-16円)
01/23 3143円 (+43円)
10日間のパラジウム平均価格相場:3,144円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:10現在の金相場は1トロイオンス1274.80ドル、パラジウムは796.35ドル、為替は1$117円15銭前後の値動きで推移しております。