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【金相場】連休明け18日のNY金相場は、リスク回避目的の買いが旺盛となり約7年ぶりの高値に浮上。中心限月の4月限は1トロイオンス1603.60ドル(+17.20ドル)と、大台の1600ドル台にのせ、中心終値では2013年3月相場以来およそ7年ぶりの高値で取引きを終了。米国アップル社は17日、20年1~3月期の売上高が1月に公表した同社予想に届かない見通しだと発表。中国での新型コロナウイルスによる肺炎の拡大が生産と販売の両面を直撃した。中国の景気減速やサプライチェーン(部品供給網)の混乱が世界経済に影響するとの懸念が台頭する中、株式などリスク資産が売られる半面、「安全資産」としての金買いが活発化し、取引き時間内に大台の1600ドルを超えると、買いの勢いが加速し一時1608.20ドルまで上昇するなど上げ幅を拡大する展開となった。一方、この日の為替市場はドル高・ユーロ安基調となり、ドル建てで取引される金商品には割高感が生じるも、投資家のリスク回避姿勢が勝り、この日は2013年4月1日ぶりに1600ドル台で引けた。
リスクオフムードから逃避目的として買われてる金商品は、約7年ぶりの高値水準で推移。昨年12月から現在までで+134.40ドル(+8.4%)となった。
国内の金相場は、連休明けのNY市場がリスクオフから買われ1600ドルの大台にのせるなど一段高となった事を映し一代居高値を更新。買取ベースでは1gあたり6,159円(+59円)と、5営業日続伸。昨日に続き連日で史上最高値を更新し、一段高の水準で推移しております。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
02/19 6159円 (+59円)
02/18 6100円 (+15円)
02/17 6085円 (+17円)
02/14 6068円 (+21円)
02/13 6047円 (+10円)
02/12 6037円 (-16円)
02/10 6053円 (+18円)
02/07 6035円 (+40円)
02/06 5995円 (+36円)
02/05 5959円 (-44円)
10日間の金相場平均価格:6,054円/g
【パラジウム相場】連休明け18日のNYパラジウム相場は、供給逼迫への警戒感やテクニカルな買いが旺盛となり暴騰。中心限月の3月限は1トロイオンス2497.60ドル(+180.90ドル)と、先週13日に付けた歴代高値(2351.00ドル)を大きく上抜いて、史上最高値を記録して取引きを終了。先週末14日には利益確定目的の売りが出た事から、週明けは時間外取引きより安値を拾う買うが活発化し上げ幅を拡大していた。また、昨年同様に今年も供給不足が継続するのが再認識された事から上げ幅を拡大。株安やドル高の流れにも関わらず、金の高値更新や、テクニカルな買いも巻き込み2420ドルを超えた後も買い地合いが継続し、相場は一気に2500ドル圏内まで急騰した。その後、通常取引き終了後も買いの勢いは衰えず上げ幅を拡大中のパラジウムは、2500ドルを突破し2550ドル超の価格水準まで急騰している。
需給バランスの観点から現在パラジウムは史上最高値を日々更新するなど高騰中。昨年12月からの上げ幅では+672.90ドル(+27%)と、価格水準を切り上げる様相となった。
国内のパラジウムは、大幅高となった連休明けのNY相場を映し急騰。買取では1gあたり10,065円(+412円)と、1月21日に付けた歴代高値(9,818円)を大きく抜いて、史上初の10,000円台にのせるなど価格水準を大幅に切り上げました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/19 10065円 (+412円)
02/18 9653円 (+336円)
02/17 9317円 (+22円)
02/14 9295円 (+176円)
02/13 9119円 (+137円)
02/12 8982円 (+77円)
02/10 8905円 (-231円)
02/07 9092円 (-231円)
02/06 9323円 (+66円)
02/05 9257円 (+446円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,301円/g
12:20現在の金相場は1トロイオンス1604.85ドル、パラジウムは2599.35ドル、為替は1$110円07銭前後の値動きで推移しております。