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【金相場】19日のNY金相場は、新型肺炎の影響から世界各国の中央銀行が金融緩和に前向きになるとの見方が台頭し、この日も買い優勢に。中心限月の4月限は1トロイオンス1611.80ドル(+8.20ドル)と、5営業日続伸し、中心終値では2013年3月21日相場(1613.80ドル)以来ほぼ7年ぶりの高値を更新して取引きを終了。新型肺炎がもたらす世界経済への先行き不安から、金商品はこの日も堅調となり時間外取引きより上昇。前日には大台の1600ドル台にのせ、終値では2013年4月上旬以来およそ7年ぶりの高値を記録するなど一段高となった流れを引き継いだ。一方、この日発表された米国経済指標(1月住宅着工件数、1月卸売物価指数)がまずまずな内容となった事から、外国為替市場ではドル買いが活発化。ドル指数は約3年ぶりの高値水準となり、対円では昨年5月以降およそ9ヶ月ぶりのドル高・円安となるなど堅調となった事で、金商品は一時上値を抑えられる場面もあった。しかし、新型肺炎の悪影響を和らげるため世界の中央銀行が金融緩和に前向きになり、長期金利が上がりにくくなるとの見方が広がった事で金への買い材料に繋がり、結局この日も高値水準で引けた。現在リスク回避目的からから安全資産として買われてる金商品は、約7年ぶりの高値水準で推移。昨年12月から現在までで+142.60ドル(+8.8%)となった。
国内の金相場は、7年ぶりの高値を更新したNY相場高や、円安進行を受け6日続伸。買取ベースでは1gあたり6,263円(+104円)と、6,200円台に乗せるなど上げ幅を拡大し、連日で史上最高値を更新しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
02/20 6263円 (+104円)
02/19 6159円 (+59円)
02/18 6100円 (+15円)
02/17 6085円 (+17円)
02/14 6068円 (+21円)
02/13 6047円 (+10円)
02/12 6037円 (-16円)
02/10 6053円 (+18円)
02/07 6035円 (+40円)
02/06 5995円 (+36円)
10日間の金相場平均価格:6,084円/g
【パラジウム相場】19日のNYパラジウム相場は、前日の急騰に続いて上値を追う展開となり一代高値を再更新。中心限月の3月限は1トロイオンス2571.20ドル(+73.60ドル)と、終値では史上初となる大台の2500ドルを突破し、連日で歴代最高値を更新して取引きを終了。新型肺炎への先行き不安は残るも、この日は世界的に株高となりリスク回避ムードがやや一服した事から、パラジウムは前日引け後の時間外取引きより買いが殺到し上げ幅を拡大。2500ドル台にのせると、2600ドルを軽々突破し、相場は一時2755.90ドルを記録するなど前人未到の高値を記録した。しかし、その後通常取引きに入ると利益確定目的の売りが出た事で、買いの勢いは一服。発表された米国経済指標を受け、ドルが急伸した事による割高感もあって上げ幅を縮小するも、堅調な金の値動きや押し目買い、今後も供給逼迫が慢性的に起こるとの見立てから下支えされ、この日も高値記録を更新して取引きを終えた。引け後に再度買い戻しが入ったパラジウムは、日本時間の10:15現在では2634.20ドルまで上昇した。
国内のパラジウムは、連日で一代高値を更新するなど急騰中のNY相場高や円安進行も重なり、上げ幅を大きく拡大。買取では1gあたり10,747円(+682円)と、7営業日続伸し、連日で史上最高値を更新。上伸した7日間の上げ幅は+1,842円(+17.1%)を記録し、10,000円台にのせるなど現在一段高の価格水準で推移しております。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/20 10747円 (+682円)
02/19 10065円 (+412円)
02/18 9653円 (+336円)
02/17 9317円 (+22円)
02/14 9295円 (+176円)
02/13 9119円 (+137円)
02/12 8982円 (+77円)
02/10 8905円 (-231円)
02/07 9092円 (-231円)
02/06 9323円 (+66円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,450円/g
12:05現在の金相場は1トロイオンス1614.25ドル、パラジウムは2633.90ドル、為替は1$111円38銭前後の値動きで推移しております。