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【金相場】週明け24日のNY金相場は、新型肺炎への警戒感からリスク回避姿勢が旺盛となり買い地合いが継続。中心限月の4月限は1トロイオンス1676.60ドル(+27.80ドル)と、8営業日続伸し、中心終値では2013年2月6日相場(1678.80ドル)以来およそ7年ぶりの高値で取引きを終了。韓国やイタリア、中東など世界各地で新型コロナウイルスによる肺炎が拡大。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は世界的流行を意味する「パンデミック」が起こる可能性に各国は備える必要があると強調。新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済を下押すとの懸念から、株安が進むなど投資家のリスク回避姿勢が強まり、金には「質への逃避買い」が殺到した。また、午後にかけて外国為替相場がユーロ高・ドル安に振れた事も割安感につながったほか、米国の年内利下げ観測も相場の押し上げ要因となり、金相場はこの日も一段高で引けた。
現在リスク回避目的から安全資産として買われてる金は、約7年ぶり(2013年2月上旬以来)の高値水準で推移。昨年12月から現在まででは+179.10ドル(+10.7%)となった。
連休明けの国内金相場は、7年ぶりの高値を連日で更新するなど一段高となったNY史上を映し堅調地合いが継続。買取ベースでは1gあたり6,397円(+42円)と、直近では最長の8営業日続伸し、前営業日相場同様に連日で史上最高値を更新。6,400圏内まで価格水準を切り上げる展開となりました。上昇した8日間の上げ幅は+360円/g(+5.6%)。年初来では+607円(+9.5%)と、現在一段高で推移中。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
02/25 6397円 (+42円)
02/21 6355円 (+92円)
02/20 6263円 (+104円)
02/19 6159円 (+59円)
02/18 6100円 (+15円)
02/17 6085円 (+17円)
02/14 6068円 (+21円)
02/13 6047円 (+10円)
02/12 6037円 (-16円)
02/10 6053円 (+18円)
10日間の金相場平均価格:6,156円/g
【パラジウム相場】週明け24日のNYパラジウム相場は、最高値更新後の利確売りや、世界的な株安に連れてマイナス圏へ反転。中心限月の3月限は1トロイオンス2521.30ドル(-84.10ドル)と、5営業日ぶりに反落し、連日の最高値更新が一服して取引きを終了。前週は連日堅調な展開となり、週末21日には2605.40ドルを付けるなど史上初の2600ドル台を記録していた事から、この日は利益を確定する動きが出やすかった事で時間外取引きより売りが先行した。また、新型肺炎への警戒感からリスク回避姿勢が強まり、米欧株が軟調となった事で連れ安となり、週明けのこの日は5営業日ぶりに反落して引けた。
国内のパラジウムは、利確売りやリスクオフムードに押された週明けのNY相場を映し続落。買取では1gあたり10,274円(-358円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/25 10274円 (-358円)
02/21 10632円 (-115円)
02/20 10747円 (+682円)
02/19 10065円 (+412円)
02/18 9653円 (+336円)
02/17 9317円 (+22円)
02/14 9295円 (+176円)
02/13 9119円 (+137円)
02/12 8982円 (+77円)
02/10 8905円 (-231円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,699円/g
12:10現在の金相場は1トロイオンス1662.85ドル、パラジウムは2562.40ドル、為替は1$110円87銭前後の値動きで推移しております。