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2020年03月02日国内金相場は続落したほか、パラジウムも高値記録更新が一服し4営業日ぶりに大幅反落↓

【金相場】週末28日のNY金相場は、世界的な株安に歯止めがかからず、損失補填としての意味合いから金商品を換金する動きも出て軟調な展開に。中心限月の4月限は1トロイオンス1566.70ドル(-75.80ドル)と、先月5日相場以来(約1ヶ月ぶり)の安値に戻して取引きを終了。新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が中国国外で鮮明となる中、金融市場は世界的に混乱。世界的な株安に歯止めがかからず、ろうばい売りは最近まで約7年ぶりの高値を記録するなど利益の出ていた金商品にも広がった。株などの信用取引で担保価値が目減りした投資家が追加証拠金の差し入れを迫られ、金を売って手当てしているとの指摘もあった。また、午後に入り米国株式の下げ幅が縮小した事も相場の圧迫材料となった。

国内の金相場は、調整売りに押された週末のNY相場を映し軟調に推移。買取ベースでは1gあたり6,017円(-293円)と続落し、先月6日相場以来およそ1ヵ月ぶりの安値に値戻しました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

03/02  6017円 (-293円)

02/28  6310円 (-54円)

02/27  6364円 (+28円)

02/26  6336円 (-61円)

02/25  6397円 (+42円)

02/21  6355円 (+92円)

02/20  6263円 (+104円)

02/19  6159円 (+59円)

02/18  6100円 (+15円)

02/17  6085円 (+17円)

10日間の金相場平均価格:6,239円/g


【パラジウム相場】週末28日のNYパラジウム相場は、前日までの最高値記録更新から調整売りが出た事で4営業日ぶりに大幅反落。中心限月の6月限は1トロイオンス2491.10ドル(-220.60ドル)と、2月14日相場以来およそ2週間ぶりの安値に戻して取引きを終了。供給逼迫を背景に連日で史上最高値を更新するなど急騰していたパラジウムは、この日はリスクオフムードの流れや持高調整売りに押され序盤より軟調に推移した。また、米国株が下げ幅を拡大してスタートした事も弱材料となり、金と同様に現金確保や利益を確定する調整的な動きが広がった事で、下げ幅を広げる展開となった。

国内のパラジウムは、上値追い一服となった週末のNY市場を映し調整地合いの展開に。買取では1gあたり9,730円(1193円)と、4営業日ぶりに値を下げ、前営業日までの高値記録更新の流れが一服。約2週間(2月18日相場)ぶりの安値に値戻しました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

03/02  9730円 (-1193円)

02/28  10923円 (+71円)

02/27  10852円 (+435円)

02/26  10417円 (+143円)

02/25  10274円 (-358円)

02/21  10632円 (-115円)

02/20  10747円 (+682円)

02/19  10065円 (+412円)

02/18  9653円 (+336円)

02/17  9317円 (+22円)

10日間のパラジウム相場平均価格:10,261円/g


12:25現在の金相場は1トロイオンス1600.25ドル、パラジウムは2559.35ドル、為替は1$108円32銭前後の値動きで推移しております。