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5日のNY金相場は小反落。中心限月の4月限は1トロイオンス1262.70ドル(-1.80ドル)と、小幅ながら値を下げて取引きを終了。この日の金相場は、米の雇用統計発表を控え様子見姿勢からポジションを取り辛い状況の中、序盤はギリシャ債務問題を背景に逃避買いが進んだ事から上昇。その後は、米労働省が発表した週間の新規失業保険申請件数が前週より増加したものの、事前予想を下回り減少した事を受けて上げ幅を縮小。また、株式相場が大きく上昇した事からも相場を圧迫し、金はマイナス圏に沈んで取引きを終えた。市場では今夜発表される米の1月雇用統計に関心が高まっており、就業伸び率の他に前回統計の際にもインパクトを与えた、平均賃金の伸び率にも注目している。
国内の金相場は海外相場安や為替要因から反落。買取ベースでは1gあたり5,114円(-22円)と、マイナスに転じ反落となりました。
今週5営業日(2月2日~2月6日)の金の値動きは、値を上げた日が2日(2日・5日)、値を下げた日が3日(3日・4日・6日)。週明けの国内相場は、前週末に海外相場が冴えない内容となった米のGDP(国内総生産)を背景に買われ、1日の上げ幅では2週間ぶりの大きさまで上伸した事から、国内相場でもプラスに転じ3営業日ぶりに反発。翌営業日3日は、前日の海外相場安や為替が円高に振れた事を映して国内でも小幅に値を下げ、翌4日もギリシャ不安が緩和された事を受けて、リスク回避姿勢の後退から金は相場を圧迫し続落。昨日5日は、海外相場がプラスに転じた事から、国内でも反発し3営業日ぶりにプラス圏へ。本日は海外相場が雇用統計を見極めたいとした動きから様子見姿勢が強かったものの、株高に押される形で相場を圧迫され小反落。国内でもマイナスに転じた海外相場を映して値を下げました。今週5営業日の金相場は、最高値:5,168円(2/2相場)、最安値:5,105円(2/4相場)、平均価格は5,134円/g。5日間の値動きは以下の通り。
【今週5営業日の金相場価格推移(買取ベース)】
02/06 5114円 (-22円)
02/05 5136円 (+31円)
02/04 5105円 (-42円) ※最安値
02/03 5147円 (-21円)
02/02 5168円 (+42円) ※最高値
今週5営業日の金平均価格:5,134円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:10現在の金相場は1トロイオンス1266.90ドル、為替は1$117円39銭前後の値動きで推移しております。