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先週末6日のNY金相場は大幅続落。中心限月の4月限は1トロイオンス1234.60ドル(-28.10ドル)と、米の1月雇用統計が大きく改善された事を背景に、外為市場ではドルが主要通貨に対して上昇。ドル建ての金は相場を圧迫し先月14日相場以来およそ3週間ぶりの安値で取引きを終了した。序盤は雇用統計発表を前に小幅な値動きとなり、前日終値を挟んだ展開で推移。その後発表された雇用統計内容が、市場予想を大きく上回り前回懸念視された賃金の伸び率も上昇に転じるなど、景気の基調的な強さを示した事から外為市場ではドルが主要通貨に対して急伸。相対的に金は売りが優勢となりマイナス圏に沈んだ。また、力強い内容となった指標を受け、金融当局が利上げに向かうとの観測が改めて強まった事も売り材料となり、終値では先月14日相場以来およそ3週間ぶりの安値となった。
米労働省が発表した1月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比25万7000人の増加。事前予想の中央値は22万8000人増と、これを大きく上回り改善し、同時に前回軟調に推移した賃金の伸び率も上昇した。また、この日発表された失業率は+5.7%と、こちらは前月比・市場予想(共に+5.6%)を僅かながら上回り増加した。
今週5営業日の金相場は、値を上げた日が1日(2日・3日・5日・6日)、下げた日が4日(4日)と、前週相場に続き最近のリスク回避姿勢が後退した事から金は軟調に推移。また、依然としてギリシャ不安は残るものの過度な警戒感が緩和し、市場では発表される経済指標内容を基に米の利上げ時期が改めて意識され始めた事も金にとってはマイナス材料となり、最近の高値圏から調整された形となった。週末6日に発表された米の1月雇用統計が大きく上昇した事から、金は相場を圧迫され終値では前週末(30日)比 1トロイオンス-44.60ドル(-3.6%)と、2週連続で前週比マイナスで越週。5営業日(2日~6日) の金平均価格は1トロイオンス1259.80ドルと、前週平均比(26日~30日 :1278.42ドル)では、-18.62ドル(-1.4%)となり、週間5営業日の値動きは以下の通り。
《NY金相場 先週の値動き(2日~6日)
02/02 1276.90ドル (-2.30ドル)
02/03 1260.30ドル (-16.60ドル)
02/04 1264.50ドル (+4.20ドル)
02/05 1262.70ドル (-1.80ドル)
02/06 1234.60ドル (-28.10ドル)
※前週末比:1トロイオンス-44.60ドル(-3.6%)
(5営業日の金平均価格:1トロイオンス1259.80ドル)
国内の金相場は先週末の海外相場が大きく値を下げた事を映し続落。買取ベースでは1gあたり5,058円(-56円)と、2営業日続落となりました。
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:00現在の金相場は1トロイオンス1239.55ドル、為替は1$118円83銭前後の値動きで推移しております。