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【金相場】週明け16日のNY金相場は、金融市場の混乱が続く中で換金売りの流れが継続し5営業日続落。中心限月の4月限は1トロイオンス1486.50ドル(-30.20ドル)と、昨年12月20日相場(1480.90ドル)以来およそ3ヶ月ぶりの安値に戻して取引きを終了。新型コロナウイルスの感染拡大による景気後退懸念が強まる中、米連邦準備制度理事会(FRB)は15日、臨時の連邦公開市場委員会(FOMC)を開催。1%の緊急利下げで実質的なゼロ金利を復活するとともに、量的金融緩和の再開を決めた。これが金利を生まない資産への資金流入を促し、金相場はいったん上昇。一時1574ドル超まで値を伸ばす場面があった。しかし、アジア・欧州の株安に続き、16日の米国株式相場も寄り付きから急落し、下落率が基準値を超えて一時取引停止となるサーキットブレーカーが発動。このため、金など安全とされる資産は損失補填を目的とした換金売りに押され、軟調な地合いに反転した。さらに、外国為替市場ではドル買いが台頭し、ドル建て商品の割高感が強まったことも金への重しとなり、結局マイナス圏で取引きを終えた。
国内の金相場は、引き続き換金売りに押されたANY相場を映して何といy地合いが継続。買取ベースでは1gあたり5,648円(-168円)と、4営業日続落し、昨年12月13日相場(5,624円)以来およそ3ヶ月ぶりの安値水準に値戻す展開となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
03/17 5648円 (-168円)
03/16 5816円 (-21円)
03/13 5837円 (-212円)
03/12 6049円 (-53円)
03/11 6102円 (+63円)
03/10 6039円 (-158円)
03/09 6197円 (-46円)
03/06 6243円 (+61円)
03/05 6182円 (-22円)
03/04 6204円 (+129円)
10日間の金相場平均価格:6,032円/g
【パラジウム相場】週明け16日のNYパラジウム相場は、売り買いが交錯する中、小幅高に転じて取引きを終了。中心限月の6月限は1トロイオンス1514.10ドル(+5.00ドル)と、7営業日ぶりにプラス圏に転じて取引きを終了。新型肺炎の影響から世界経済への見通しが一段と下振れる中、米連邦準備制度理事会(FRB)は15日、臨時の連邦公開市場委員会(FOMC)を開催。1%の緊急利下げで実質的なゼロ金利を復活するとともに、量的金融緩和の再開を決めた。これを受けパラジウムは時間外取引きのアジア時間より買い戻しが活発化し、相場は一時1759.30ドルまで上昇するなど堅調となった。しかし、欧州株安に続いて、米国株もサーキットブレーカーが再発動するなどリスク回避姿勢が強まった事から、パラジウムも売り押され流れは反転。加えて原油が反落した事も意識され、プラス圏は維持するも、結局前日終値近辺の水準に戻して取引きを終えた。
国内のパラジウムは、円高要因や引け後に売り戻された海外相場を眺めて軟調な展開が継続。買取では1gあたり6,127円(-435円)と、直近では最長の8営業日続落となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/17 6127円 (-435円)
03/16 6562円 (-214円)
03/13 6776円 (-1601円)
03/12 8377円 (-555円)
03/11 8932円 (-165円)
03/10 9097円 (-88円)
03/09 9185円 (-259円)
03/06 9444円 (-88円)
03/05 9532円 (+110円)
03/04 9422円 (-264円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,345円/g
11:50現在の金相場は1トロイオンス1503.75ドル、パラジウムは1467.80ドル、為替は1$106円49銭前後の値動きで推移しております。