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【金相場】21日のNY金相場は、原油相場の急落で商品相場全般が弱含む中、損失補填の換金売りが膨らみ反落。中心限月の6月限は1トロイオンス1687.80ドル(-23.40ドル)と、売り優勢で取引き終了。前日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済活動の停滞に伴う需要減少や、米原油在庫の積み上がりへの懸念が広がり、史上初のマイナス価格での取引となった。これを受け、21日はリスク回避目的から商品相場や株式市場が圧迫され、金はそれらの損失補填として売られ、この日は軟調な動きとなった。また、外国為替市場では主要通貨に対してドルが上昇。ドル建てで取引される金は割高感が意識され、上値が重い展開となった。
国内の金相場は、NY市場では売り優勢で引けるも、その後の戻りや円安要因から下げを埋め小幅高に。買取ベースでは1gあたり6,365円(+3円)と、横ばいながらプラス圏で推移し続伸しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
04/22 6365円 (+3円)
04/21 6362円 (+45円)
04/20 6317円 (-124円)
04/17 6441円 (-13円)
04/16 6454円 (+6円)
04/15 6448円 (-14円)
04/14 6462円 (+69円)
04/13 6393円 (+32円)
04/10 6361円 (+98円)
04/09 6263円 (+19円)
10日間の金相場平均価格:6,387円/g
【パラジウム相場】21日のNYパラジウム相場は、原油相場の急落を受けた投資家心理の後退から、パラジウムも売り押され大幅続落。中心限月の6月限は1トロイオンス1907.60ドル(-219.90ドル)と、売り優勢で取引きを終了。この日のパラジウムは、原油急落を意識したリスク回避が旺盛となり、パラジウムも時間外取引より売りが優勢となった。また、米国株の値下がりなど外部環境の不安定さを映し、日中取引きに入ると下げ幅を拡大。ドル高の進行も割高感を生じさせ相場の圧迫材料となった。
国内のパラジウムは、調整安となったNY相場を映し売り優勢の展開に。買取では1gあたり7,486円(-814円)と、大幅安に振れマイナス圏での値動きとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
04/22 7486円 (-814円)
04/21 8300円 (-33円)
04/20 8333円 (±0円)
04/17 8333円 (+44円)
04/16 8289円 (-22円)
04/15 8311円 (-60円)
04/14 8371円 (-209円)
04/13 8580円 (+253円)
04/10 8327円 (-72円)
04/09 8399円 (-27円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,273円/g
11:50現在の金相場は1トロイオンス1712.55ドル、パラジウムは1906.80ドル、為替は1$107円77銭前後の値動きで推移しております。