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【金相場】20日のNY金相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨内容や、他貴金属の急伸に連れて上昇し続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1752.10ドル(+6.50ドル)と、買い優勢で取引きを終了。この日の金相場は、ドル安を背景に時間外取引より買いが先行し小高く推移した。また、公表された4月開催分(4月28日ー29日会合)の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が米経済に深刻な脅威となっているとの認識で一致し、対処のためにあらゆる手段を用いると表明。低金利政策を長期的に続ける方針も議論していたことが明らかとなった。これを受け、金の投資妙味が増すとの見方から買いが膨らみ上げ幅を拡大した。一方、米国株の上昇を受けて、やや上値を重くする場面もあったが、米国全50州の経済活動再開を受け白金族のパラジウム・プラチナが需要増から急伸したことに連れたほか、米中関係の激化が警戒され、金は底堅い値動きとなった。
国内の金相場は、NY市場では買い優勢で引けるも、円高要因から小幅安に転じ小反落。買取ベースでは1gあたり6,580円(-7円)と、横ばい圏ながらマイナス圏での値動きとなりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
05/21 6580円 (-7円)
05/20 6587円 (+62円)
05/19 6525円 (-78円)
05/18 6603円 (+88円)
05/15 6516円 (+60円)
05/14 6455円 (+37円)
05/13 6418円 (+7円)
05/12 6411円 (+5円)
05/11 6406円 (+5円)
05/08 6401円 (+101円)
10日間の金相場平均価格:6,490円/g
【パラジウム相場】20日のNYパラジウム相場は、米国の経済活動再開を背景に需要改善が意識されたほか、テクニカル要因から急騰し5営業日続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス2159.40ドル(+84.70ドル)と、2100ドル台に浮上し、中心終値では4月14日相場(2185.40ドル)以来およそ5週間ぶりの高値で取引きを終了。連日急伸するなど、買い地合いとなった前日までの流れを引き継ぎ、この日のパラジウムも時間外取引より買われ堅調となった。また、新型コロナウイルスの感染拡大で停滞していた米国経済活動は全米50州で再開され、需要改善への期待感を背景に買いが活発化。原油や株式も堅調となったほか、公表された米FOMC議事要旨内容から大規模な景気刺激策が意識された事も材料視され、相場は一時2170ドルまで上げ幅を拡大する場面もあった。なお、上伸した5日間では+368.70ドル(+17%)となった。
国内のパラジウムは、買い地合いが継続し一段高となったNY相場を映し急伸。買取では1gあたり7,860円(+264円)と、5営業日続伸し、4月21日相場以来およそ1ヶ月ぶりの高値となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
05/21 7860円 (+264円)
05/20 7596円 (+72円)
05/19 7524円 (+396円)
05/18 7128円 (+121円)
05/15 7007円 (+66円)
05/14 6941円 (-110円)
05/13 7051円 (-160円)
05/12 7211円 (+99円)
05/11 7112円 (+50円)
05/08 7062円 (+247円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,249円/g
12:05現在の金相場は1トロイオンス1753.85ドル、パラジウムは2110.20ドル、為替は1$107円68銭前後の値動きで推移しております。