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【金相場】週明け1日のNY金相場は、発表された米国経済指標や全米各地に広がった抗議デモ、米中間の貿易摩擦が意識され売り買いまちまち。中心限月の8月限は1トロイオンス1750.30ドル(-1.50ドル)と、小幅ながら4営業日ぶりに反落して取引きを終了。米国での白人警官の暴行による黒人死亡事件への抗議デモや、米中対立の懸念から金はリスク回避の買いが入りやすく序盤は堅調に推移した。一方、米供給管理協会(ISM)が発表した5月の製造業景況指数は4ヵ月ぶりに上昇するなど良好な内容となり、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で活動に急ブレーキがかかっていた製造業が、低位で安定しつつある兆しを示した事から投資家のリスク選好意欲が改善。株式が堅調となる中で金は上値を重くしたほか、現在相場が過去最高値近辺で推移しているため、一部で利益を確定する売りも出やすく、結局小幅安で引けた。
国内の金相場は、NY市場では小幅安で引けるも引け後の戻りを受け上伸。買取ベースでは1gあたり6,573円(+11円)と、4営業日続伸し、5月21日相場(6,580円)以来およそ2週間ぶりの高値となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
06/02 6573円 (+11円)
06/01 6562円 (+77円)
05/29 6485円 (+26円)
05/28 6459円 (+31円)
05/27 6428円 (-90円)
05/26 6518円 (-10円)
05/25 6528円 (+22円)
05/22 6506円 (-74円)
05/21 6580円 (-7円)
05/20 6587円 (+62円)
10日間の金相場平均価格:6,523円/g
【パラジウム相場】週明け1日のNYパラジウム相場は、株高や良好な米国経済指標を背景に買い地合いが継続し上伸。中心限月の9月限は1トロイオンス1988.40ドル(+15.50ドル)と、プラス圏で推移し、続伸して取引きを終了。米ミネソタ州で黒人男性が白人警官に押さえ付けられて死亡する事件が起き、抗議デモが全米に拡大する中で経済的な影響が懸念されたほか、米中間の貿易摩擦が意識された事も相場の圧迫要因となり、序盤は小安く推移した。しかし、米サプライマネジメント協会(ISM)が1日発表した5月の製造業景況感指数が4月から改善し上昇。米経済活動の正常化への期待から株式が買われると、パラジウムも連れて上昇し、一時1995ドルまで上げ幅を拡大した。また、外国為替市場でドル安に振れた事も支援材料となり、この日も買い優勢となった。
国内のパラジウムは、引き続き堅調となったNY相場を映し上伸。買取では1gあたり7,403円(+22円)と、プラス圏で推移し続伸しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
06/02 7403円 (+22円)
06/01 7381円 (+33円)
05/29 7348円 (-72円)
05/28 7420円 (-5円)
05/27 7425円 (-237円)
05/26 7662円 (+171円)
05/25 7491円 (-275円)
05/22 7766円 (-94円)
05/21 7860円 (+264円)
05/20 7596円 (+72円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,535円/g
12:05現在の金相場は1トロイオンス1756.90ドル、パラジウムは1989.55ドル、為替は1$107円71銭前後の値動きで推移しております。