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【金相場】2日のNY金相場は、リスク選好意欲の高まりや、ひとまず利益を確定する動きが見られ続落。中心限月の8月限は1トロイオンス1734.00ドル(-16.30ドル)と、売り優勢で取引きを終了。白人警官による黒人拘束死事件をきっかけに全米に広がった抗議デモや、米中対立激化への懸念が高まる中、前日の金相場は一時1761.00ドルまで上昇するなど高値水準で推移していた反動から、この日は利益を確定する動きが広がり序盤より小安く推移した。また、欧米株価が上昇するなどリスク選好意欲の高まりや、米国長期金利の上昇を意識した売りも出やすかったほか、米国各地の抗議デモ活動を抑制するための軍派遣について、米国防総省は「必要に応じて州兵を配備することで対応すべき」との立場を表明しており、安全逃避的な金買いは一服した。
国内の金相場は、円安要因から小幅高で推移し上伸。買取ベースでは1gあたり6,582円(+9円)と、5営業日続伸し、5月20日相場以来およそ2週間ぶりの高値となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
06/03 6582円 (+9円)
06/02 6573円 (+11円)
06/01 6562円 (+77円)
05/29 6485円 (+26円)
05/28 6459円 (+31円)
05/27 6428円 (-90円)
05/26 6518円 (-10円)
05/25 6528円 (+22円)
05/22 6506円 (-74円)
05/21 6580円 (-7円)
10日間の金相場平均価格:6,522円/g
【パラジウム相場】2日のNYパラジウム相場は、売り買いが交錯しまちまち。中心限月の9月限は1トロイオンス1982.60ドル(-5.80ドル)と、3営業日ぶりに小反落して取引きを終了。この日のパラジウムは、堅調に推移した前2営業日の流れを引き継いで、序盤は堅調に推移した。また、主要産油国が協調減産の延長を検討していると伝わった事で原油相場が一段高に振れた事や、米国で新たな景気刺激策が検討されているほか、自動車販売の改善などで景気回復期待を背景に株価が堅調となった事が好材料となり、パラジウムも上げ幅を拡大。相場は大台の2000ドル台を突破して、一時2027ドルまで急騰した。ただその後は、金をはじめ他貴金属が軟調となった事につれて、パラジウムも上値を重くしたほか、ドルが主要通貨に対して上昇した事が圧迫材料となり上げ幅を縮小。前日終値水準まで戻した後もジリジリと売られ、結局小幅安で引けた。
国内のパラジウムは、NY相場では小幅安で引けるも、為替が円安に傾斜したことを受け急伸。買取では1gあたり7,497円(+94円)と、3営業日続伸し、5月26日相場ぶりの高値となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
06/03 7497円 (+94円)
06/02 7403円 (+22円)
06/01 7381円 (+33円)
05/29 7348円 (-72円)
05/28 7420円 (-5円)
05/27 7425円 (-237円)
05/26 7662円 (+171円)
05/25 7491円 (-275円)
05/22 7766円 (-94円)
05/21 7860円 (+264円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,525円/g
11:40現在の金相場は1トロイオンス1736.55ドル、パラジウムは1984.10ドル、為替は1$108円50銭前後の値動きで推移しております。