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【金相場】11日のNY金相場は、前日のFOMC結果や米国株の急落を背景に、逃避需要から買いを集め反発。中心限月の8月限は1トロイオンス1739.80ドル(+19.10ドル)と、プラス圏に反転し、月初の1日相場以来およそ1週間半ぶりの高値に戻して取引きを終了。連邦準備制度理事会(FRB)は前日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、事実上のゼロ金利と量的緩和の維持を決定。ゼロ金利は少なくとも2022年末まで続くとの見通しを示した事から、金は資金流入が続くとの見方から買いが旺盛となり時間外取引より上昇していた。また、米国では早い段階で経済再開に踏み切ったテキサス州やフロリダ州などを中心に21州で新型コロナの新規感染が増え、第2波が起きつつある状況が意識されリスク回避姿勢が台頭。米国株が急落すると安全資産とされる金需要は高まり、相場は一時1754.90ドルと、心理的節目の1750ドルを回復した。
国内の金相場は、マイナスサイドに転じ反落。買取ベースでは1gあたり6,489円(-47円)と、3営業日ぶりに値を下げる展開となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
06/12 6489円 (-47円)
06/11 6536円 (+29円)
06/10 6507円 (+34円)
06/09 6473円 (-24円)
06/08 6497円 (-83円)
06/05 6580円 (+74円)
06/04 6506円 (-76円)
06/03 6582円 (+9円)
06/02 6573円 (+11円)
06/01 6562円 (+77円)
10日間の金相場平均価格:6,531円/g
【パラジウム相場】11日のNYパラジウム相場は、リスクオフの流れが強まる中、相場を圧迫され3営業日続落。中心限月の9月限は1トロイオンス1910.10ドル(-20.70ドル)と、売り優勢で取引きを終了。米国では早い段階で経済再開に踏み切ったテキサス州や、フロリダ州などを中心に21州で新型コロナの新規感染が増え、第2波への警戒感が広がり投資家心理が後退。米国株が下げ幅を拡大すると、パラジウムも軟調となり相場を圧迫された。また、米連邦準備理事会(FRB)が10日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、2022年までゼロ金利政策を続ける方針を示し、米経済の正常化に想定以上に時間がかかるとの認識が広がった事や、原油需要の力強い回復が見込みにくくなったとして原油相場が軟調となった事も意識され、パラジウムも売り優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、軟調な値動きとなったNY相場を映しマイナス圏での値動きに。買取では1gあたり7,288円(-16円)と、値を落とし、3日続落となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
06/12 7288円 (-16円)
06/11 7304円 (-154円)
06/10 7458円 (-171円)
06/09 7629円 (+105円)
06/08 7524円 (+93円)
06/05 7431円 (±0円)
06/04 7431円 (-66円)
06/03 7497円 (+94円)
06/02 7403円 (+22円)
06/01 7381円 (+33円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,435円/g
10:45現在の金相場は1トロイオンス1731.60ドル、パラジウムは1939.55ドル、為替は1$106円73銭前後の値動きで推移しております。