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2015年02月20日海外相場がプラスに転じた事を映し、国内パラジウムは反発↑

19日のNYパラジウム相場は反発。中心限月の3月限は1トロイオンス786.80ドル(+10.20ドル)と、安値拾いの買いが入った事や、FOMC議事要旨を受けてドル高圧力が後退した事から、この日は3営業日ぶりに値を上げて取引きを終了。前日引け後に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、早期の利上げに対して慎重姿勢が示されたことが明らかになり、外為市場ではドルが軟調に推移。ドル建てのパラジウムは割安感から買いが先行した。また、前日までの安値反動や、取引き直後は軟調に推移していた米株式相場が、原油相場の切り返しを眺め下げ幅を縮小した事を受けて、パラジウムも上げ幅を拡大し一時790ドル超まで上昇する場面もあった。このほか、ウクライナ情勢の先行き不透明感からも買い支えられ、この日は3営業日ぶりにプラスに転じて取引きを終えた。


国内のパラジウム相場は前日の海外相場高を映して反発。買取では1gあたり3,197円(+38円)と、本日貴金属では唯一プラスに転じ月初来高値圏まで再浮上しました。

今週5日間の国内パラジウムは、値を上げた日が3日(16日・18日・20日)、値を下げた日が2日(17日・19日)となっており週間ではレンジ内で推移したものの、やや買いが優勢で推移。週明け16日は前週末の海外相場が続伸した事を映して急反発。4営業日ぶりにプラスに転じ、月初来高値を上抜き先月14日相場以来およそ1か月ぶりの高値圏まで上昇。翌17日は為替要因からマイナスに転じ、18日は連休明けの海外相場では値を下げたものの、国内では為替が円安に振れた事から小反発しました(+5円)。昨日19日は前日の海外相場が下押され続落した事から国内でも値を下げたものの、本日は再び海外相場が反発した事で国内相場もプラスに転じ、直近高値圏まで再浮上しました。今週のパラジウム相場は、最高値:3,208円(2/16相場)、最安値:3,159円(2/19相場)、5営業日の平均価格は3188.2円/gとなっており、前週平均(3164.5円/g)に対し1gあたり+23.7円(+0.8%)と、2週連続で前週平均比プラスとなりました。


《今週5営業日のパラジウム相場価格推移(買取ベース) 》

02/20   3197円 (+38円)

02/19   3159円 (-32円) ※最安値

02/18   3191円 (+5円)

02/17   3186円 (-22円)

02/16   3208円 (+54円) ※最高値

今週5営業日のパラジウム平均価格:3188.2円/g



現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:50現在のパラジウムは782.10ドル前後の値動きで推移しております。