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【金相場】週末26日のNY金相場は、ドルが上昇したものの、新型コロナ感染の再拡大が景気回復を鈍らせるとの懸念が強まり、買い優勢の展開に。中心限月の8月限は1トロイオンス1780.30ドル(+9.70ドル)と、3営業日ぶりに反発して取引きを終了。なお、週の終値としては約7年ぶりの高値更新となった。米国では南部や西部を中心に新型コロナの新規感染者が増加。25日の同国の新規感染者は4万人近くに達し、テキサス州は同日、規制していた経済活動の再開を一時停止すると発表。26日にはバーを閉鎖し、レストランの入店者数も50%に制限する方針を示した。こうした動きを受け、安全資産とされる金の需要は増加。投資家心理が後退し、株安が進む中、金相場は上げ足を速め一時1784.20ドルの高値まで上昇した。
週間では、23日に年初来高値(4月14日相場1768.90ドル)を上抜き、2012年10月4日相場(1796.50ドル)以来およそ7年8カ月ぶりの高値を更新するなど、価格水準を切り上げる展開となった。
国内の金相場は、買いが優った週末のNY相場を映して上伸。買取ベースでは1gあたり6,649円(+22円)と、直近では最長の6日続伸。連日で歴代高値を上抜いて、史上最高値を再更新しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
06/29 6649円 (+22円)
06/26 6622円 (+2円)
06/25 6620円 (+5円)
06/24 6615円 (+20円)
06/23 6595円 (+22円)
06/22 6573円 (+94円)
06/19 6479円 (-13円)
06/18 6492円 (-18円)
06/17 6510円 (-16円)
06/16 6526円 (-6円)
10日間の金相場平均価格:6,649円/g
【パラジウム相場】週末26日のNYパラジウムは、前日までの安値反動から買い戻しが入り上昇。中心限月の9月限は1トロイオンス1894.40ドル(+49.30ドル)と、前日の下げを埋め、3営業日ぶりに反発して取引きを終了。新型コロナウイルスの感染再拡大で、経済の段階的再開が一部の州でストップした事を受け、投資家心理が後退。米国株が下げ幅を広げる中、パラジウムも連れ安となり序盤は軟調となった。しかし、前日まで調整地合いとなっていた事から、値頃感が意識され次第に買い戻しが台頭。ドル高にも関わらず堅調となり反発した。また、金が引き続き記録的な高値水準まで浮上した事や、テクニカルな買いが相場を後押しし、結局この日は前日の下げを埋め、買い優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、プラス圏に反転した週末のNY相場を映し反発。買取では1gあたり7,090円(+77円)と、4営業日ぶりに値を上げ反発しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
06/29 7,090円 (+77円)
06/26 7013円 (-110円)
06/25 7123円 (-170円)
06/24 7293円 (±0円)
06/23 7293円 (+181円)
06/22 7112円 (-49円)
06/19 7161円 (-116円)
06/18 7277円 (-27円)
06/17 7304円 (-17円)
06/16 7321円 (+88円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,213円/g
14:50現在の金相場は1トロイオンス1786.80ドル、パラジウムは1896.55ドル、為替は1$107円12銭前後の値動きで推移しております。