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【金相場】月初1日のNY金相場は、良好な内容となった米国経済指標や、前日には約8年9ヶ月ぶりの高値を更新していた反動から利確売りに押され、4営業日ぶりに反落。中心限月の8月限は1トロイオンス1779.90ドル(-20.60ドル)で、取引きを終了。新型コロナウイルスの感染再拡大に対する懸念や、米中対立激化への警戒感、各国中央銀行による大規模な金融緩和などを背景に、前日は約8年9カ月(2011年9月)ぶりの高値を更新。その後も安全資産とされる金買いは続き、1日未明には一時1807.70ドルの高値を付けたが、利益を確定する動きもあって、次第に売り優勢に反転した。また、米民間雇用サービス会社オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)が早朝に発表した6月の民間就業者数は、前月比236万9000人増となり、市場予想には届かなかったものの、5月実績が大幅に上方改定された。さらに、米供給管理協会(ISM)が発表した6月の製造業総合景況指数は52.6と、景気拡大・縮小の節目50を4カ月ぶりに回復し、1年2カ月ぶりの高水準となるなど良好な内容となった事から、利益確定の動きが加速した。
国内の金相場は、利確売りに押されたNY相場を映し9営業日ぶり反落。買取ベースでは1gあたり6,661円(-73円)と、連日の高値記録から後退し、上値追いが一服となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
07/02 6661円 (-73円)
07/01 6734円 (+64円)
06/30 6670円 (+21円)
06/29 6649円 (+22円)
06/26 6622円 (+2円)
06/25 6620円 (+5円)
06/24 6615円 (+20円)
06/23 6595円 (+22円)
06/22 6573円 (+94円)
06/19 6479円 (-13円)
10日間の金相場平均価格:6,622円/g
【パラジウム相場】月初1日のNYパラジウムは、他貴金属の軟調な動きや、利益確定の売りに押され4営業日ぶりに反落。中心限月の9月限は1トロイオンス1930.70ドル(-36.20ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。前日までに3連日で大幅高となり約3週間ぶりの高値を付けていた事から、この日のパラジウムは序盤より利益を確定する動きが広がり軟調となった。一方、米ファイザーと独バイオNテックが共同開発する新型コロナウイルス感染症のワクチン候補は、第1相臨床試験で安全性が示され、患者に抗体が作られることが確認された事や、発表された米国経済指標(ADPの6月民間就業者数、ISMの6月製造業総合景況指数)がそれぞれ良好な内容となった事から、米国株が底堅く推移するとパラジウムも買い戻される場面もあった。ただ、米中対立への警戒感や、金が約9年ぶりの高値から利確売りに押された事で、パラジウムも連れ安の展開となった。
国内のパラジウムは、利確売り優勢となったNY相場を映し4営業日ぶりに反落。買取では1gあたり7,194円(-61円)と、マイナス圏に転じ反落しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
07/02 7194円 (-61円)
07/01 7255円 (+99円)
06/30 7156円 (+66円)
06/29 7,090円 (+77円)
06/26 7013円 (-110円)
06/25 7123円 (-170円)
06/24 7293円 (±0円)
06/23 7293円 (+181円)
06/22 7112円 (-49円)
06/19 7161円 (-116円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,169円/g
12:55現在の金相場は1トロイオンス1781.60ドル、パラジウムは1934.55ドル、為替は1$107円49銭前後の値動きで推移しております。