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【金相場】9日のNY金相場は、ドル高進行による割高感や、連日の高値更新に対する利確売りが出やすかった事で、5営業日ぶりに反落。中心限月の8月限は1トロイオンス1803.80ドル(-16.80ドル)と、上値追いが一服して取引きを終了。リスク回避目的や、テクニカル要因から、前日までに金は約8年10カ月ぶり(2011年9月相場以来)の高値を連日で更新していた。この日はその反動から、チャート絡みの売りや利益確定の売りが出やすい展開となった。また、外国為替相場ではユーロ安・ドル高に転じたため、ドル建てで取引される金商品に割高感が生じたことも相場の重しとなった。ただ、新型コロナウィルスの感染拡大の影響から米国株が反落すると、金は買い戻される場面もあり1800ドル台を維持して取引きを終えた。なお、市場関係者によると、金相場のチャートは依然として強気で、今後も上昇基調にあるという。
国内の金相場は、利確売りに押されたNY相場を映し小反落。買取ベースでは1gあたり6,800円(-2円)と、横ばい圏ながら6営業日ぶりに小幅安に転じ、前日までの高値連投記録が一服となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
07/10 6800円 (-2円)
07/09 6802円 (+24円)
07/08 6778円 (+54円)
07/07 6724円 (+11円)
07/06 6173円 (+14円)
07/03 6699円 (+38円)
07/02 6661円 (-73円)
07/01 6734円 (+64円)
06/30 6670円 (+21円)
06/29 6649円 (+22円)
10日間の金相場平均価格:6,723円/g
【パラジウム相場】9日のNYパラジウム相場は、テクニカル要因から急速に買いが進み反発。中心限月の9月限は1トロイオンス1963.20ドル(+24.90ドル)と、3営業日ぶりに反発し、終値では6月30日相場ぶりの高値で取引きを終了。この日のパラジウムは、売り優勢となった前日までの反動から、序盤より買い戻しが入って上昇した。また、テクニカル要因から急速に買いが進み、相場は一時2019.40ドルまで急騰。6月9日相場水準まで上げ幅を拡大した。ただその後は、ドル高による割高感や、リスク選好意欲の後退、米国株の下げを受けて上値を重くする展開となった。
国内のパラジウムは、引け後の戻りなどを受けて横ばい推移。買取では1gあたり7,211円(±0円)となり、前日比変わらずの展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
07/09 7211円 (±0円)
07/09 7211円 (-33円)
07/08 7244円 (±0円)
07/07 7244円 (+72円)
07/06 7244円 (+72円)
07/03 7172円 (+11円)
07/02 7194円 (-61円)
07/01 7194円 (-61円)
06/30 7255円 (+99円)
06/29 7156円 (+66円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,194円/g
13:15現在の金相場は1トロイオンス1809.75ドル、パラジウムは1963.05ドル、為替は1$107円06銭前後の値動きで推移しております。