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【金相場】15日のNY金相場は、売り買いが交錯し揉み合いに。中心限月の8月限は1トロイオンス1813.80ドル(+0.40ドル)と、横ばい圏ながら小幅高に反転し取引きを終了。未明の外国為替市場ではドル売り・ユーロ買いが優勢となり、ドル建てで取引される金商品に割安感が意識され、時間外取引ではは一時1819.50ドルまで上昇するなど堅調となった。一方、発表された米国経済指標(7月ニューヨーク連銀製造業景況指数・6月鉱工業生産)が、それぞれ良好な内容となった事から、米国株が大幅高となるなど、リスク選好ムードの広がりを受けて上昇が一服。加えて、米バイオ医薬品企業モデルナは14日、開発中の新型コロナのワクチン候補について、臨床試験(治験)の最終段階に当たる第3相試験を27日ごろに開始すると発表した事も相場の重しとなった。ただ、その後は香港などをめぐる米中関係の悪化を警戒して徐々に買い戻され、プラス圏に切り返す展開となった。
国内の金相場は、上値追いが一服し3営業日ぶりに反落。買取ベースでは1gあたり6,800円(-16円)と、前日に記録した史上最高値から後退し、マイナス圏に反転しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
07/16 6800円 (-16円)
07/15 6816円 (+27円)
07/14 6789円 (+33円)
07/13 6756円 (-44円)
07/10 6800円 (-2円)
07/09 6802円 (+24円)
07/08 6778円 (+54円)
07/07 6724円 (+11円)
07/06 6173円 (+14円)
07/03 6699円 (+38円)
10日間の金相場平均価格:6,768円/g
【パラジウム相場】15日のNYパラジウム相場は、堅調な米国経済指標をきっかけに、リスク選好意欲の高まりを受け反発。中心限月の9月限は1トロイオンス2010.00ドル(+24.40ドル)と、買いが優勢となり、大台の2000ドル台に再浮上して取引きを終了。この日発表された米国の7月ニューヨーク連銀製造業景況指数は3カ月連続で上昇したほか、6月の鉱工業生産指数は、自動車生産が前月から+105%上昇するなど全体を押し上げ、前月比での伸びが1959年以来最大となった。これら良好な内容の経済指標を受け、投資家心理がリスク選好へ転換。原油相場が4ヶ月ぶりの高値を付けたほか、株式相場の大幅高に連れてパラジウムも買いが旺盛となり、大台の2000ドル台を突破した。また、トランプ米大統領は、中国との緊張をこれ以上エスカレートさせたくないと側近らに示唆し、中国高官に対する当面の追加制裁を否定した。と報じられた事も意識され、この日は買い優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、買いが優ったNY相場を映すも、為替要因から上げを相殺されマイナス圏で推移。買取では1gあたり7,370(-11円)と、続落しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
07/16 7370円 (-11円)
07/15 7381円 (-33円)
07/14 7414円 (+66円)
07/13 7348円 (+137円)
07/10 7211円 (±0円)
07/09 7211円 (-33円)
07/08 7244円 (±0円)
07/07 7244円 (+72円)
07/06 7244円 (+72円)
07/03 7172円 (+11円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,276円/g
13:40現在の金相場は1トロイオンス1817.50ドル、パラジウムは2009.65ドル、為替は1$106円94銭前後の値動きで推移しております。