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【金相場】21日のNY金相場は、ドル安・ユーロ高を受けた割安感などを背景に買われ3営業日続伸。中心限月の8月限は1トロイオンス1843.90ドル(+26.50ドル)と急騰し、中心終値では2011年9月相場以来およそ8年10ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。欧州連合(EU)首脳会議は21日、新型コロナウイルス危機対応で7500億ユーロの経済再建策について合意した。これを受けて外国為替市場では、ドル安・ユーロ高が進行。ドル建てで取引される金に割安感が強まり、買いが活発化。新型コロナのワクチン開発に関して、複数の製薬会社から臨床試験で有望な結果が報告されているものの、感染拡大への警戒感から「安全資産」としての金需要も依然として根強く、世界的な金融緩和や景気刺激策が進められている一方で、金は2000ドル水準を目指す動きが強まっていて、上値を追う展開が続いている。なお、上伸した3日間の上げ幅は+43.60ドル(+2.3%)
国内の金相場は、約8年10ヶ月ぶりの高値を更新するなど一段高となったNY相場を映し上げ幅を拡大。買取ベースでは1gあたり6,908円(+63円)と、史上初めて6,900円台にのせ、連日で史上最高値を更新しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
07/22 6908円 (+63円)
07/21 6845円 (+34円)
07/20 6811円 (+20円)
07/17 6791円 (-9円)
07/16 6800円 (-16円)
07/15 6816円 (+27円)
07/14 6789円 (+33円)
07/13 6756円 (-44円)
07/10 6800円 (-2円)
07/09 6802円 (+24円)
10日間の金相場平均価格:6,812円/g
【パラジウム相場】21日のNYパラジウム相場は、欧州連合(EU)の首脳が21日、新型コロナウイルスの復興基金を創設することで合意した事が好感されたほか、米国の景気刺激策への期待感が買いを促し急騰。中心限月の9月限は1トロイオンス2188.20ドル(+78.80ドル)と、5営業日続伸し一段高へ。中心終値では3月31日相場以来およそ4ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。欧州復興基金創設を背景に景気への先行き期待が広がった事から、この日のパラジウムは時間外取引より買いが殺到し上昇した。また、これを受け外国為替市場ではユーロ買い・米ドル売りが活発となり、ドル建てのパラジウムは割安感が意識されたほか、米中関係が一旦落ち着きを見せている事も投資家サイドがら好感され上げ幅を拡大。テクニカルな買いも巻き込み、相場は一時2237.90ドルを付けるなど暴騰した。その後、利益を確定する動きも見られるも、金が約8年10ヶ月ぶりの高値を記録した事や、米国の追加景気刺激策への期待感に支えられ、そのまま高値圏を維持して引けた。なお、急伸した5日間の上げ幅は+202.60ドル(+9.3%)
国内のパラジウム相場は、買いが膨らみ急騰したNY相場を映し、4連騰と上げ幅を拡大。買取では1gあたり8,052円(+423円)と、4月21日相場以来およそ3ヶ月ぶりの高値となり、同日ぶりに大台の8,000円台にのせるなど一段高となりました。なお、急伸した4日間の上げ幅は+682円(+8.5%)と、価格水準を切り上げて推移しております。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
07/22 8052円 (+423円)
07/21 7629円 (+121円)
07/20 7508円 (+116円)
07/17 7392円 (+22円)
07/16 7370円 (-11円)
07/15 7381円 (-33円)
07/14 7414円 (+66円)
07/13 7348円 (+137円)
07/10 7211円 (±0円)
07/09 7211円 (-33円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,452円/g
12:45現在の金相場は1トロイオンス1863.05ドル、パラジウムは2202.30ドル、為替は1$106円80銭前後の値動きで推移しております。