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【金相場】週末日のNY金相場は、米中対立激化への懸念などを背景に安全資産として買われ、6営業日続伸。中心限月の8月限は1897.50ドル(+7.50ドル)と、過去最高値水準に浮上して取引を終了。なお、週間ベースでは7週連続プラスでの越週となり、上げ幅は+214.50ドル(+11.3%)となった。中国政府は24日、米国政府に対して四川省成都にある総領事館の設立許可を取り消し、活動を停止するよう求める通知を行ったと明らかにした。米国が「知的財産の保護」を理由にテキサス州ヒューストンにある中国総領事館の閉鎖を要求したことに対する報復措置とみられ、日米両国は香港問題などでも対立を深めており、関係がさらに悪化するとの警戒感が台頭。これにより、新型コロナウイルスの感染再拡大で、景気回復不安が強まる中、地政学的リスクが安全資産としての金の買い地合いを一段と強めた。また、外国為替市場で、ドル安・ユーロ高基調が継続していることも、ドル建てで取引される金の割安感につながったほか、テクニカルな買いが相場を押し上げ、一時は1904.60ドルと、2001年9月以来の1900ドル台に乗せる場面もあった。
世界経済への先行き不安や、地政学リスクへの警戒感などから金相場は史上最高値に迫るほど上値を追う展開が継続しており、週間では4.8%高となった。
連休明けの国内金相場は、22日-24日のNY相場が一段高に振れた事を映し急伸。買取ベースでは1gあたり7,137円(+229円)と、大幅続伸し4連騰。史上初めて7,000円を突破し、連日で歴代最高値を更新しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
07/27 7137円 (+229円)
07/22 6908円 (+63円)
07/21 6845円 (+34円)
07/20 6811円 (+20円)
07/17 6791円 (-9円)
07/16 6800円 (-16円)
07/15 6816円 (+27円)
07/14 6789円 (+33円)
07/13 6756円 (-44円)
07/10 6800円 (-2円)
10日間の金相場平均価格:6,845円/g
【パラジウム相場】週末のNYパラジウム相場は、買い地合いが継続し直近では最長の8日続伸。中心限月の9月言は1トロイオンス2294.10ドル(+54.30ドル)と、価格水準を切り上げ、3月31日相場(2304.80ドル)以来およそ4か月ぶりの高値を更新。この日のパラジウムは、7日続伸し一段高となった前日までの買い地合いを引き継ぎ序盤より堅調となった。また、自動車生産需要の増加や、供給逼迫を背景とした、需給バランスの観点から買い
に勢いが付き急騰。テクニカル要因や、ドル安の進行、金が過去最高値水準まで浮上した事が追い風となり、この日も大幅高で取引を終えた。なお、週間では4週連続でプラスでの越週となり、上げ幅は+399.70ドル(+17.4%)となった。
国内のパラジウムは、22日-24日のNY相場が大幅高に振れ一段高となった事を映し急伸。買取では1gあたり8,212円(+160円)と、5営業日続伸し一段高へ。節目の8,200円台にのせ、4月21日相場以来およそ3ヶ月ぶりの高値となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
07/27 8212円 (+160円)
07/22 8052円 (+423円)
07/21 7629円 (+121円)
07/20 7508円 (+116円)
07/17 7392円 (+22円)
07/16 7370円 (-11円)
07/15 7381円 (-33円)
07/14 7414円 (+66円)
07/13 7348円 (+137円)
07/10 7211円 (±0円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,552円/g
13:35現在の金相場は1トロイオンス1933.60ドル、パラジウムは2332.15ドル、為替は1$105円65銭前後の値動きで推移しております。