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NY金相場は中国経済の先行き不安や、ウクライナ情勢が緊迫化している事を背景に4日続伸↑1トロイオンス1372.40ドル(+1.90ドル)と、前日比では0.1%高で取引を終了。金は2013年9月以来およそ半年ぶりの高値を更新し、一時1375.70ドルと中心限月としては昨年9月10日以来の高値をつける場面も。米のケリー国務長官が、「クリミアで16日にロシア編入を問う住民投票が実施されれば、ロシアに対し制裁を発動する」と強く警告した事や、昨日発表された中国の経済指標が軒並み低調だった事に加え、同国首相が一部商品のデフォルトを容認する内容の発言をした事を受け、市場に動揺が拡がり安全資産として金は買い進められた形に。
国内の金は本日為替が102円を割り込む円高に推移した事で反落↓買取では1gあたり4,686円(-13円)と、4営業日ぶりに値を下げました。今週5日間の金の値動きは、値を上げた日が3日、下げた日が2日となり、週初めに値を下げた後、3日続伸し昨日は年初来の高値を更新するなど高騰。5日間の金平均相場は1g:4653.6円と、先週5営業日の金平均4,587円/gに対し1gあたり+66.6円と、率では+1.4%の上伸となりました。
国内のパラジウムも本日為替との兼ね合いから値を下げ反落。買取では1gあたり2636円(-10円)。今週5日間(10日~14日)のパラジウム平均は1g:2648.4円と、先週5営業日(3日~7日)の平均2587.4円/gに対し、1gあたり+61円(+2.3%)と、値を伸ばしております。
今週は金・パラジウム共に、年初からの週間平均の最高値を更新し、一段高となりました。
現在、地金相場は地政学リスクや、世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:55現在の金相場は1トロイオンス1372.85ドル、パラジウムは779.35ドル、為替は1$101円78銭前後で推移しております。