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【金相場】3日のNY金相場は、引き続き世界景気への先行き不透明感を背景に買われ小幅続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1986.30ドル(+0.40ドル)と、横ばい圏ながら小幅高で推移し、連日で史上最高値を記録して取引きを終了。先週発表された4~6月期の米実質GDP(国内総生産)速報値は統計開始以来最大の下落率を記録。米国などで新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、世界景気の先行きに懸念がくすぶっており、金はこの日も引き続き安全資産として買われた。ただ、中国の7月製造業購買担当者景気指数(PMI)が9年半ぶりの高水準となったほか、7月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数も54.2と3カ月連続で上昇し、市場予想も上回るなど堅調となった事から、外国為替市場ではドル買い・ユーロ売りが優勢となり、ドル建てで取引される金に割高感が生じたほか、欧米の主要株価が全面高となったこともあって、上値は抑えられる展開となった。
国内の金相場は、横ばい圏ながら小幅安に転じ反落。買取ベースでは1gあたり7,364円(-8円)と、前日に記録した史上最高値から後退となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
08/04 7364円 (-8円)
08/03 7372円 (+176円)
07/31 7196円 (-72円)
07/30 7268円 (+33円)
07/29 7235円 (-27円)
07/28 7262円 (+125円)
07/27 7137円 (+229円)
07/22 6908円 (+63円)
07/21 6845円 (+34円)
07/20 6811円 (+20円)
10日間の金相場平均価格:7,140円/g
【パラジウム相場】週明け3日のNYパラジウム相場は、売り買いが交錯する中、ドル高に圧迫され反落。中心限月の9月限は1トロイオンス2139.50ドル(-5.80ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、安値拾いから堅調となった前日相場の流れを引き継ぎ時間外取引では買いが先行した。また、中国の7月製造業購買担当者景気指数(PMI)が9年半ぶりの高水準となったほか、7月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数も54.2と3カ月連続で上昇し、市場予想も上回るなど堅調となった事から上げ幅を拡大。欧米株価も軒並み上昇した事で、パラジウムも連れ高となり一時2170ドルまで上げ幅を拡大した。しかし、買い一巡後はドル高に相場を圧迫され上値を重くし、結局マイナス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、引け後のNY相場の戻りや円安要因を受けて上伸。買取では1gあたり7,750円(+50円)と、値を伸ばし続伸しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
08/04 7750円 (+50円)
08/03 7700円 (+88円)
07/31 7612円 (-347円)
07/30 7959円 (-363円)
07/29 8322円 (-225円)
07/28 8547円 (+335円)
07/27 8212円 (+160円)
07/22 8052円 (+423円)
07/21 7629円 (+121円)
07/20 7508円 (+116円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,929円/g
14:00現在の金相場は1トロイオンス1984.95ドル、パラジウムは2142.70ドル、為替は1$106円04銭前後の値動きで推移しております。