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【金相場】6日のNY金相場は、包括的経済対策案で合意に至るとの期待感や、ETFへの資金流入がここ1年程での最長局面に並んだことも支援材料となり騰勢地合いが継続。中心限月の12月限は1トロイオンス2069.40ドル(+20.10ドル)と、中心限月の交代を挟み、10営業日連続で清算値での史上最高値を更新して取引きを終了。外国為替市場ではドル売りが進んだ事から金は割安感が意識され、序盤より買いが先行した。その後、ドル安一服や利益を確定する動きが出た事で、上値を抑えられる場面もあったが、米国で追加景気対策が実施されるとの見通しが高まった事や、金地金に裏付けられた上場投資信託(ETF)への資金流入が、ここ約1年での最長局面に並んだことも追い風となり上げ幅を拡大。相場は一時2081.80ドルと、過去最高値を記録した。ただ、翌7日の米雇用統計の発表に注目が集まる中、様子見ムードも根強く、買い一巡後は小動きな展開となった。なお、上伸した5日間の上げ幅は+102.60ドル(+4.9%)となった。
国内の金相場は、連日で一代高値を記録するなど一段高となったNY相場を映し急伸。買取ベースでは1gあたり7,676円(+117円)と、連日で史上最高値を更新。初の7,600円台に乗せるなど、価格水準を切り上げての推移となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
08/07 7676円 (+117円)
08/06 7559円 (+43円)
08/05 7516円 (+152円)
08/04 7364円 (-8円)
08/03 7372円 (+176円)
07/31 7196円 (-72円)
07/30 7268円 (+33円)
07/29 7235円 (-27円)
07/28 7262円 (+125円)
07/27 7137円 (+229円)
10日間の金相場平均価格:7,359円/g
【パラジウム相場】6日のNYパラジウム相場は、ドル安の流れや、一段高となった他貴金属の値動きに連れて上げ幅を拡大。中心限月の9月限は1トロイオンス2259.40ドル(+43.90ドル)と、3営業日続伸し、7月29日相場ぶりの高値に戻して取引きを終了。外国為替市場ではドル売りが進んだ事により、パラジウムは未明より買いが先行し上昇した。また、朝方発表された週間の米新規失業保険申請件数と、失業給付の継続受給者数が前週から大幅に減った事で、投資家のリスク選好意欲が高まりパラジウムも上昇。加えて、金が歴代最高値を10連日で更新したほか、銀も+5%超の上げ幅を記録し、約7年5ヶ月ぶり(2013年3月相場以来)の高値を更新した事が好材料となり、パラジウムも一時2300ドル超まで急騰した。その後、ドル安一服や、利益を確定する動きも出た事から上値を抑えられるも、堅調地合いを維持し+40ドル水準を維持して取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、3営業日続伸し強地合いとなったNY相場を映し5日続伸。買取では1gあたり8,195円(+187円)と、週間では全日上昇し、5日間では+583円(+7.1%)となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
08/07 8195円 (+187円)
08/06 8008円 (+203円)
08/05 7805円 (+55円)
08/04 7750円 (+50円)
08/03 7700円 (+88円)
07/31 7612円 (-347円)
07/30 7959円 (-363円)
07/29 8322円 (-225円)
07/28 8547円 (+335円)
07/27 8212円 (+160円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,011円/g
14:25現在の金相場は1トロイオンス2073.85ドル、パラジウムは2231.50ドル、為替は1$105円52銭前後の値動きで推移しております。