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【金相場】3日のNY金相場は新規材料に欠け方向感のない中、小幅に値を下げ、中心限月の4月限は1トロイオンス1204.40ドル(-3.80ドル)と、2営業日続落して取引きを終了。この日の金相場は、欧州株安に加え、米の株式相場も下落スタートしたことで、序盤は買いが先行。また、外為市場ではドルがユーロに対して軟調に推移した事も、割安感に繋がり一時1214ドルまで上昇した。しかしその後は、主要な経済指標の発表も無く材料難の中、ドルの切り返しに押されたほか、持ち高調整や、利益確定売りが出た事も下押し要因となり結局この日はマイナス圏で取引きを終えた。
国内の金相場は前日の海外相場安や、為替が円高に振れた事を映して続落。買取ベースでは1gあたり4,965円(-32円)と、2営業日続落しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
03/04 4965円 (-32円)
03/03 4997円 (-21円)
03/02 5018円 (+42円)※最高値
02/27 4976円 (+39円)
02/26 4937円 (-1円)
02/25 4938円 (+4円)
02/24 4934円 (-9円) ※最安値
02/23 4943円 (-18円)
02/20 4961円 (-4円)
02/19 4965円 (-1円)
直近10日間の金相場平均価格:4,963円/g
【パラジウム相場】3日のNYパラジウム相場は7営業日続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス831.65ドル(+0.55ドル)と、ほぼ横ばいながら小幅に値を伸ばし、中心終値ではおよそ5ヶ月半ぶり(昨年9月18日相場831.65ドル)の高値を更新して取引きを終了。この日の貴金属市場は、パラジウムを除いて軟調に推移。序盤のパラジウムは、米欧の株式相場が軟調に推移した事や、連日の上昇による利益確定売りが出た事から前日終値を下回って推移。しかしその後は、ドル安や金の切り返しを受けて徐々に下げ幅を縮小。また、前日までの強地合いや、需給観測からも買われ、結局終値ではプラス圏に浮上してこの日の取引きを終えた。この日を含め7営業日続伸しているパラジウムは、直近では10月以来(10月17日~29日相場)の連続高となり、中心終値では昨年9月18日相場と同額まで値を伸ばし、およそ5ヶ月半ぶりの高値を付けた。
国内パラジウムは海外相場では上伸するも、為替が円高に振れた事から小幅に値を下げ反落。買取では1gあたり3,380円(-6円)と、前日に記録したおよそ14年ぶり(2001年2月23日相場以来)の高値から後退し、7営業日ぶりにマイナスに転じました。
《直近10日間のパラジウ相場価格推移(買取)》
03/04 3380円 (-6円)
03/03 3386円 (+49円) ※最高値
03/02 3337円 (+38円)
02/27 3299円 (+27円)
02/26 3272円 (+43円)
02/25 3229円 (+32円)
02/24 3197円 (+16円)
02/23 3181円 (-16円)
02/20 3197円 (+38円)
02/19 3159円 (-32円) ※最安値
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,264円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1208.10ドル、パラジウムは830.15ドル、為替は1$119円60銭前後の値動きで推移しております。