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【金相場】20日のNY金相場は、ドル安・ユーロ高に伴う割安感を受けた買いに支えられ小幅続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1915.40ドル(+3.70ドル)と、横ばい圏ながら買い優勢で取引きを終了。米追加経済対策をめぐる与野党協議の行方をにらんで、朝方は売り買いが交錯した。その後、外国為替市場でドル安・ユーロ高が進行。ドル建てで取引される金の割安感に伴う買いが支えが入り、方向感に乏しいながらもプラス圏で取引きを終えた。追加経済対策をめぐっては、野党民主党ペロシ下院議長と共和党政権側のムニューシン財務長官がこの日も協議を行う予定。当面の合意期限に設定された20日を迎え、ペロシ下院議長は改めてトランプ政権との合意の可能性を楽観していると述べたが、大統領選前までに追加支援が実現するかどうかは依然不透明で、市場では様子見ムードも広がっている。
国内の金相場は、小幅ながらプラス圏で引けたNY相場を映し上伸。買取ベースでは1gあたり7,092円(+34円)と、値を伸ばし、13日相場以来およそ1週間ぶりの高値となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
10/21 7092円 (+34円)
10/20 7058円 (+20円)
10/19 7038円 (-12円)
10/16 7050円 (+43円
10/15 7007円 (-11円)
10/14 7018円 (-92円)
10/13 7110円 (-32円)
10/12 7142円 (+83円)
10/09 7059円 (+33円)
10/08 7026円 (+50円)
10日間の金相場平均価格:7,060円/g
【パラジウム相場】20日のNYパラジウム相場は、米国の追加経済対策が合意に近づいたとの楽観的期待が買いを後押しし急騰。中心限月の12月限は1トロイオンス2417.70ドル(+60.20ドル)と、大きく値を伸ばし、約7ヶ月ぶり(3月5日相場以来)の高値を付けた12日相場ぶりの高値で取引きを終了。米野党民主党のペロシ下院議長は、20日のTVインタビューで、追加の新型コロナウイルス経済対策をめぐるトランプ政権との協議での合意の可能性について、楽観していると述べた。これを受けて、追加経済対策の成立に楽観的な期待が広がり、投資家のリスク選考意欲が活発化。株式や原油相場が堅調となる中、パラジウムも連れて急騰し、相場は一時2426.70ドルと約7ヶ月ぶりの高値水準まで上げ幅を拡大した。また、外国為替市場では、対ユーロでドル安が進行した事も買い材料となり、この日は+2.5%と一段高で引けた。
国内のパラジウムは、一段高で引けたNY相場を映し急伸。買取では1gあたり8,844円(+176円)と、直近高値(3月27日相場以来およそ7ヶ月ぶり高値)を記録した13日相場以来、およそ1週間ぶりの高値に浮上しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
10/21 8844円 (+176円)
10/20 8668円 (+38円)
10/19 8630円 (-55円)
10/16 8685円 (+33円)
10/15 8652円 (-5円)
10/14 8657円 (-237円)
10/13 8894円 (-33円)
10/12 8927円 (+154円)
10/09 8773円 (+77円)
10/08 8696円 (+28円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,7473円/g
11:30現在の金相場は1トロイオンス1927.85ドル、パラジウムは2425.30ドル、為替は1$105円39銭前後の値動きで推移しております。