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2020年10月23日ドル高に圧迫されたNY相場を映して、国内貴金属も総じてマイナス圏へ。

【金相場】22日のNY金相場は、対ユーロでのドル高を背景に相場を圧迫され4営業日ぶりに反乱。中心限月の12月限は1トロイオンス1904.60ドル(-24.90ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日の金相場は、買いが続いた前日までの流れを引き継ぎ、時間外取引きのアジア市場では一時1929ドル超まで上昇していた。その後、通常取引きに入ると発表された米新規失業保険申請件数が前週比5万5000件減の78万7000件と、市場予想の86万件より良好な内容となった事を受けて、投資家のリスク回避姿勢が後退。安全資産としての金は利益確定も含めて売られやすかったほか、欧州で新型コロナ感染拡大に歯止めがかからない事で、ドル高・ユーロ安が進行する中、金は相場を圧迫され、結局マイナスサイドに沈下した。市場は11月3日の大統領選挙に注目。市場関係者の間には、大統領選が終わるまでは横ばいでの取引が続くとの見方もある。

国内の金相場は、ドル高に圧迫されたNY相場を映し続落。買取ベースでは1gあたり7,011円(-54円)と、マイナス圏での値動きとなりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

10/23  7011円 (-54円)

10/22  7065円 (-27円)

10/21  7092円 (+34円)

10/20  7058円 (+20円)

10/19  7038円 (-12円)

10/16  7050円 (+43円

10/15  7007円 (-11円)

10/14  7018円 (-92円)

10/13  7110円 (-32円)

10/12  7142円 (+83円)

10日間の金相場平均価格:7,059円/g


【パラジウム相場】22日のNYパラジウム相場は、ドル高要因や軟調な他貴金属の値動きを眺めて4営業日ぶりに反落。中心限月の12月限は1トロイオンス2395.90ドル(-31.60ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、前日まで3日続伸し終値ベースでは約7カ月ぶり(3月5日相場)の高値水準まで浮上していた事から、利益を確定する動きも出やすく時間外取引より安寄りした。また、欧州での感染再拡大や、米国経済指標が良好だった事から外国為替市場ではドル買い・ユーロ売りが進行。ドル建てのパラジウムは他貴金属同様に相場を圧迫された。途中、リスク選好意欲の高まりから米国株が堅調となった事で、パラジウムも上昇する場面もあったが、引き続きドル高が重しとなり結局売り優勢で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、ドル高に押されたNY相場を映して続落。買取では1gあたり8,734円(-55円)と、値を落とす展開となりました。

10/23  87%4円 (-55円)

10/22  8789円 (-55円)

10/21  8844円 (+176円)

10/20  8668円 (+38円)

10/19  8630円 (-55円)

10/16  8685円 (+33円)

10/15  8652円 (-5円)

10/14  8657円 (-237円)

10/13  8894円 (-33円)

10/12  8927円 (+154円)

10日間のパラジウム相場平均価格:8,747円/g

10:50現在の金相場は1トロイオンス1911.30ドル、パラジウムは2399.60ドル、為替は1$104円77銭前後の値動きで推移しております。