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【金相場】18日のNY金相場は、新型コロナウイルスのワクチン早期実用化への期待を背景に売りが出て続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1873.90ドル(-11.20ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。米製薬大手ファイザーは18日、独ビオンテックと共同開発中の新型コロナワクチンに関し、数日以内に米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請する計画だと発表した。米バイオ医薬品企業モデルナも今月、開発中のワクチンの臨床試験で感染予防に94.5%の有効性を確認したと公表しており、ワクチンの早期実用化により経済活動が正常化に向かうとの期待が一段と高まり、安全資産としての金需要は後退し軟調となった。ただ、売り一巡後は安値拾いの買いや、米国株がマイナスサイドに転じた事で、金は下げ幅を縮小する展開となり狭いレンジ内の取引となった。ワクチン開発進展の報で先行きに楽観的な見方が浮上する半面、欧米を中心とした新型コロナ感染の再拡大に伴う経済活動制限の強化を受け、景気回復への先行き不安もくすぶっている。
国内の金相場は、売り優勢となったNY相場を映し続落。買取ベースでは1gあたり6,827円(-63円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
11/19 6,827円 (-63円)
11/18 6890円 (-51円)
11/17 6941円 (+1円)
11/16 6,940円 (+17円)
11/13 6,923円 (+21円)
11/12 6,902円 (-31円)
11/11 6,933円 (+8円)
11/10 6,925円 (-137円)
11/09 7,062円 (+14円)
11/06 7,048円 (+76円)
10日間の金相場平均価格:6,954円/g
【パラジウム相場】18日のNYパラジウム相場は、米ファイザーのコロナワクチン候補が95%の有効性を示し、近く緊急使用許可を申請する見通しから買いが活発となり上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス2354.00ドル(+27.50ドル)と、プラス圏に反転し、10日相場以来およそ1週間ぶりの高値に戻して取引きを終了。米製薬のファイザーが18日、独ビオンテックと共同開発する新型コロナワクチンの臨床試験で、95%の予防効果を確認したと発表。数日以内に米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請する見通しとなり、市場では経済活動の先行きに楽観が広がった事で、パラジウムは買いが先行し一時2380ドルまで上昇した。一方で、欧米での感染再拡大に伴う経済活動制限の強化を受け、景気回復への警戒感も高まっており、買い一巡後は上値の重い展開となった。
国内のパラジウム相場は、NY相場高を映すも時間外取引での戻りや、円高要因が重しとなりマイナス圏へ。買取では1gあたり8,421円(-27円)と、値を下げ7日続落となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
11/19 8421円 (-27円)
11/18 8448円 (-72円)
11/17 8520円 (-16円)
11/16 8536円 (-66円)
11/13 8602円 (-50円)
11/12 8652円 (-396円)
11/11 9,048円 (-49円)
11/10 9,097円 (+225円)
11/09 8872円 (+319円)
11/06 8553円 (+226円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,675円/g
10:30現在の金相場は1トロイオンス1876.05ドル、パラジウムは2331.50ドル、為替は1$103円84銭前後の値動きで推移しております。