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【金相場】週明け23日のNY金相場は、投資家のリスク投資意欲の高まりを背景に売られ反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1837.80ドル(-34.60ドル)と、マイナスサイドに転じて取引きを終了。英製薬大手アストラゼネカは23日、英オックスフォード大と共同開発中の新型コロナウイルスワクチンが、最終段階の臨床試験(治験)で平均70%の効果を示したと発表した。相次ぐワクチン開発進展の報を受けて、新型コロナウイルスワクチンを巡る楽観の広がりや、発表された11月の米国製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値が56.7と、2014年9月以来の高水準となったほか、サービス業PMIと総合PMIもそれぞれ約5年半ぶりの高水準だったことから、投資家のリスク選好意欲が回復。安全資産とされる金商品は売り優勢となった。また、外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進行した事も金にとっては圧迫材料となり、この日はマイナス圏で取引きを終えた。
連休明け国内の金相場は、マイナス圏に転じた週明けのNY相場を映し軟調地合いが継続。買取ベースでは1gあたり6,730円(-57円)と、4営業日続落となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
11/24 6,730円 (-57円)
11/20 6,787円 (-40円)
11/19 6,827円 (-63円)
11/18 6890円 (-51円)
11/17 6941円 (+1円)
11/16 6,940円 (+17円)
11/13 6,923円 (+21円)
11/12 6,902円 (-31円)
11/11 6,933円 (+8円)
11/10 6,925円 (-137円)
10日間の金相場平均価格:6,880円/g
【パラジウム相場】週明け23日のNYパラジウム相場は、新型コロナウイルスワクチンを巡る楽観の広がりや、米経済成長に勢い拡大の兆しが示されたことを受け大幅続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス2353.80ドル(+30.50ドル)と、買い優勢で取引きを終了。新型コロナワクチンの早期実用化への期待が強まったほか、発表された米国の11月製造業が約6年ぶり、サービス業の購買担当者景気指数(PMI)が約5年半ぶりの高水準となるなど、いずれも堅調となった事を受け投資家のリスク選好意欲が台頭。株価が上昇する中で、パラジウムも連れ高となり上げ幅を拡大した。一方、この日は外国為替市場でドル買いが進んだ事で上値を抑えられる場面もあったが、最近の調整地合いから値頃感が意識され易く、そのままプラス圏を維持して引けた。
連休明け国内のパラジウム相場は、上げ幅を拡大した週末・週明けのNY相場を映し急伸。買取では1gあたり8,564円(+132円)と、8,500円台に戻し、13日相場以来およそ2週間ぶりの高値となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
11/24 8564円 (+132円)
11/20 8432円 (+11円)
11/19 8421円 (-27円)
11/18 8448円 (-72円)
11/17 8520円 (-16円)
11/16 8536円 (-66円)
11/13 8602円 (-50円)
11/12 8652円 (-396円)
11/11 9,048円 (-49円)
11/10 9,097円 (+225円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,632円/g
11:10現在の金相場は1トロイオンス1834.90ドル、パラジウムは2351.30ドル、為替は1$104円57銭前後の値動きで推移しております。