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【金相場】週明け30日のNY金相場は、新型コロナのパンデミックが収束するとの楽観が強まる中、安全逃避先資産とされる金は売り優勢となり続落。中心限月の2月限は1トロイオンス1780.90ドル(-7.20ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。米モデルナは30日、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、同日中に米当局に緊急使用許可を申請すると発表。米ファイザーに続き、2件目のワクチンが年内に実用化される可能性が浮上した事で、新型コロナウイルスのワクチンが早期に実用化されるとの観測から、リスク回避時に買われやすい金は相場を圧迫された。また、トランプ大統領の承認を受け、バイデン次期政権への移行手続きが徐々に始まっていることも売り材料となった。ただ、来年1月の任期切れを前に、トランプ米政権がイランや中国に対する制裁強化策を相次ぎ打ち出していることへの警戒感や、この日は米国株が軟調となった事で、昼ごろには前週末清算値付近まで持ち直す場面もあった。
国内の金相場は、NY相場では売り優勢となるも、為替が円安に振れた事を受け小幅高に。買取ベースでは1gあたり6,516円(+4円)と、横ばい圏ながらプラス圏に転じ、9営業日ぶりに反発しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
12/01 6,516円 (+4円)
11/30 6,512円 (+106円)
11/27 6,618円 (-9円)
11/26 6,627円 (-8円)
11/25 6,635円 (-95円)
11/24 6,730円 (-57円)
11/20 6,787円 (-40円)
11/19 6,827円 (-63円)
11/18 6890円 (-51円)
11/17 6941円 (+1円)
10日間の金相場平均価格:6,708円/g
【パラジウム相場】週明け30日のNYパラジウム相場は、前週末の急騰に対する利確売りからマイナスサイドに転じて反落。中心限月の3月限は1トロイオンス2405.90ドル(-33.80ドル)と、売り優勢で取引きを終了。新型コロナへのワクチン期待や米国政権への先行き不安が緩和した事を背景に、急騰した前週末相場の流れを引き継ぎこの日のパラジウムは序盤は買いが先行し小高く推移した。しかし、前日に急騰していた事から利確売りが出やすかったほか、米国株が下げに転じた事で相場は次第に売り優勢に反転。他貴金属が軟調となった事や、ユーロ安も意識され、結局マイナス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、利確売りに押されたNY相場を映し反落。買取では1gあたり8,674円(-104円)と、3営業日ぶりに値を下げ、上値追い一服となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
12/01 8674円 (-104円)
11/30 8778円 (+110円)
11/27 8668円 (+170円)
11/26 8,498円 (-66円)
11/25 8,564円 (±0円)
11/24 8564円 (+132円)
11/20 8432円 (+11円)
11/19 8421円 (-27円)
11/18 8448円 (-72円)
11/17 8520円 (-16円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,557円/g
13:00現在の金相場は1トロイオンス1791.55ドル、パラジウムは2394.80ドル、為替は1$104円44銭前後の値動きで推移しております。