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【金相場】2日のNY金相場は、ユーロ高・ドル安の流れを背景に買い地合いが継続し続伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1830.20ドル(+11.30ドル)と、買い優勢で推移し、11月23日相場(約1週間)ぶりの高値で取引きを終了。予想以下の全米雇用報告を受け、外国為替市場ではドル安・ユーロ高基調が継続。ドル建てで取引される金商品に割安感が意識され序盤より買いが先行した。また、米経済対策協議の見通しが不透明なことも金買い材料となり一時1835ドルまで買われるがも、英国での新型コロナワクチンの承認を受けて、同国では来週にも摂取を開始するとの報が投資家のリスクオンムードを高め、金は下押される場面もあった。ただ、米議会指導部が超党派の景気対策案で前進しつつあることを背景に、ドル安・ユーロ高が継続した事で買い地合いは継続し、この日は終始プラス圏での値動きとなった。
国内の金相場は、約1週間ぶりの高値となったNY相場を映し3日上伸。買取ベースでは1gあたり6,704円(+71円)と、11月24日相場(約1週間半)ぶりの高値を付け、同日ぶりに6,700円台に値戻す展開となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
12/03 6,704円 (+71円)
12/02 6,633円 (+117円)
12/01 6,516円 (+4円)
11/30 6,512円 (+106円)
11/27 6,618円 (-9円)
11/26 6,627円 (-8円)
11/25 6,635円 (-95円)
11/24 6,730円 (-57円)
11/20 6,787円 (-40円)
11/19 6,827円 (-63円)
10日間の金相場平均価格:6,659円/g
【パラジウム相場】2日のNYパラジウム相場は、ドル安を背景に買いが入るも、株価の上値の重さなどを受けて反落。中心限月の3月限は1トロイオンス2408.20ドル(-21.50ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、ドル安が継続した事を受けて割安感が意識され時間外取引きでは堅調に推移した。また、英政府は医薬品・医療製品規制庁が、米製薬大手ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスのワクチンを承認したと発表。コロナワクチンの承認は先進国で初めてで、英国では来週にも接種を開始すると伝わり、ワクチン早期実用化の動きを受けて投資家のリスク選好度が上昇する中、パラジウムも買いが入り上昇した。ただ、日中取引きでは米国株の上値の重さや、利確売りなども出た事で相場を圧迫され、次第にマイナス圏に沈下した。
民主党のペロシ下院議長とシューマー上院院内総務は、共和党およびホワイトハウスとの景気刺激策を巡る新たな交渉のたたき台として、超党派議員グループによる9080億ドル(約95兆円)の案に支持を表明。先行き不透明感への警戒感が薄れ、米経済対策協議を巡る楽観が強まっている。
国内のパラジウム相場は、NY相場の下げを映すも、時間外取引きでの戻りや、円安要因から上昇し上げ幅を拡大。買取では1gあたり8,762円(+22円)と、先月末30日ぶりの高値となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
12/03 8762円 (+22円)
12/02 8740円 (+66円)
12/01 8674円 (-104円)
11/30 8778円 (+110円)
11/27 8668円 (+170円)
11/26 8,498円 (-66円)
11/25 8,564円 (±0円)
11/24 8564円 (+132円)
11/20 8432円 (+11円)
11/19 8421円 (-27円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,579円/g
14:00現在の金相場は1トロイオンス1843.10ドル、パラジウムは2411.70ドル、為替は1$104円47銭前後の値動きで推移しております。