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【金相場】週末4日のNY金相場は、全体的に小動きな展開となり横ばい圏での値動きに。中心限月の2月限は1トロイオンス1840.00ドル(-1.10ドル)と、4営業日ぶりに小反落して取引きを終了。なお、週間では+2.9%(+51.90ドル)となった。相場は前日までの3日間で3.38%上昇するなど堅調となった事を受け、この日は早朝から追随買いが先行。米雇用統計が冴えない内容となった事も買い材料となり、金相場は一時1852ドル超まで上昇していた。ただ一方で、米追加経済対策の協議進展に楽観的な見方が広がり、投資家のリスク選好意欲が改善。米国主要株価指数が軒並み過去最高値を更新するなどリスク資産への資金流入が活発になったほか、週末を控えた持ち高調整や利益確定の売りに押され、金は相場を圧迫される展開となった。ただ、外国為替市場ではドル安・ユーロ高基調に伴う金の割安感を受けて、引き続き買いが入りやすい地合いが続いている事や、米追加経済対策としての新たな財政出動を見越し、先行きのインフレヘッジとして金を買う動きも下値支え要因となり、結局前日終値水準で取引きを終えた。
国内の金相場は、買い地合いが継続し5日続伸。買取ベースでは1gあたり6,719円(+13円)と、11月24日相場以来およそ2週間ぶりの高値となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
12/07 6,719円 (+13円)
12/04 6,706円 (+2円)
12/03 6,704円 (+71円)
12/02 6,633円 (+117円)
12/01 6,516円 (+4円)
11/30 6,512円 (+106円)
11/27 6,618円 (-9円)
11/26 6,627円 (-8円)
11/25 6,635円 (-95円)
11/24 6,730円 (-57円)
10日間の金相場平均価格:6,640円/g
【パラジウム相場】週末4日のNYパラジウム相場は、連邦政府による追加景気対策実施への期待感が高まった事や、米国株の最高値更新などが意識され買いが旺盛に。中心限月の3月限は1トロイオンス2357.80ドル(+39.90ドル)と、プラス圏に転じて取引きを終了。前日の大幅安もあって、この日は時間外取引きより押し目買いが入り上昇した。また、バイデン次期米大統領は3日放送のTVインタビューで、超党派議員による総額9080億ドルの救済案への支持を表明し、与野党が短期間で合意できる法案を優先する考えを明らかにした事で、米追加経済対策の早期成立へも期待感が強まりリスク選好意欲が活発化。米国主要株価指数が過去最高値を更新したほか、原油相場が約9ヶ月ぶり(3月4日以来)の高値を付けた事も材料視され、パラジウムも上げ幅を拡大し一時2394.40ドルまで買いが膨らんだ。その後、高値を離れるもプラチナの一段高や、ドル安が支援材料となり、40ドル近い上げ幅を維持して引けた。
国内のパラジウム相場は、堅調な展開となった週末のNY相場を映し急反発。買取では1gあたり8,564円(+83円)と、前営業日の下げをやや埋め戻す展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
12/07 8564円 (+84円)
12/04 8481円 (-281円)
12/03 8762円 (+22円)
12/02 8740円 (+66円)
12/01 8674円 (-104円)
11/30 8778円 (+110円)
11/27 8668円 (+170円)
11/26 8,498円 (-66円)
11/25 8,564円 (±0円)
11/24 8564円 (+132円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,629円/g
12:55現在の金相場は1トロイオンス1845.60ドル、パラジウムは2355.90ドル、為替は1$103円97銭前後の値動きで推移しております。