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【金相場】週明け9日のNY金相場は反発。中心限月の4月限は1トロイオンス1166.50ドル(+2.20ドル)と、先週末の下落反動や、ギリシャ不安の再燃から買われ、6営業日ぶりにプラスに転じて取引きを終了。先週末6日の金相場が、良好な内容となった米の2月雇用統計を背景に売り込まれた事から、この日は時間外取引きからショートカバーなど買い戻される動きが見られ堅調に推移。また、ドル高が一服した事も割安感に繋がったほか、ギリシャの支援協議に不透明感が浮上し先行きを警戒した買いも入った事から、この日の高値圏(1174.40ドル)を付けた。ただその後は、再び外為市場ではドルが切り返された事や、株式相場の上昇に押され徐々に上げ幅を縮小。プラス圏を維持したものの上値は重く、結局小幅高でこの日の取引きを終えた。
国内金相場はプラスに転じた週明けの海外相場や、円安要因から反発。買取では1gあたり4,894円(+25円)と、昨日の急落から持ち直しプラスに転じました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
03/10 4894円 (+25円)
03/09 4869円 (-97円) ※最安値
03/06 4966円 (+5円)
03/05 4961円 (-4円)
03/04 4965円 (-32円)
03/03 4997円 (-21円)
03/02 5018円 (+42円) ※最高値
02/27 4976円 (+39円)
02/26 4937円 (-1円)
02/25 4938円 (+4円)
直近10日間の金相場平均価格:4,952円/g
【パラジウム相場】週明け9日のNYパラジウム相場は反発。中心限月の6月限は1トロイオンス822.95ドル(+4.80ドル)と、最近の安値反動から買い戻され4営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日のパラジウムは、先週末に値を下げた反動から序盤より買いが入り堅調に推移。また、外為市場ではドル買いが一服した事も割安感に繋がり上昇した。その後、ドルがやや切り返されたほか、ギリシャ不安の再燃から、上値を抑えられる場面もあったが、米株式相場の上昇や、ECB・ユーロ圏中銀による国債買い入れの実施、米の景気拡大による需給要因から買い支えられ、プラス圏を維持してこの日の取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、週明けの海外相場高や為替がドル高・円安に振れた事を映して上伸。買取では3,397円(+17円)と、値動きが無く高止まりしていたレンジ内から抜け出し、再び年初来高値を更新。2001年2月23日相場以来およそ14年ぶりの高値を付け、買取では3,400円圏内と一段高となりました。
《直近10日間のパラジウ相場価格推移(買取)》
03/10 3397円 (+17円) ※最高値
03/09 3380円 (±0円)
03/06 3380円 (±0円)
03/05 3380円 (±0円)
03/04 3380円 (-6円)
03/03 3386円 (+49円)
03/02 3337円 (+38円)
02/27 3299円 (+27円)
02/26 3272円 (+43円)
02/25 3229円 (+32円) ※最安値
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,344円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1167.15ドル、パラジウムは818.75ドル、為替は1$121円67銭前後の値動きで推移しております。