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2020年12月23日国内金相場はマイナス圏で推移し続落した一方、パラジウムはプラスに転じ反発↑

【金相場】22日のNY金相場は、米追加経済対策・歳出法案の議会通過と、コロナ感染状況悪化の両方が意識される中、ドル高が進んだ事を背景に売られ3日続落。中心限月の2月限は1トロイオンス1870.30ドル(-12.50ドル)と、売り優勢で取引きを終了。米商務省が朝方に発表した7~9月期の実質GDP確定値は、年率換算で前期比33.4%増と、改定値(33.1%)から上方修正され、市場予想の33.1%も上回った。この堅調な統計をきっかけに外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進行。ドル建てで取引される金は相場を圧迫され軟調となった。一方、従来種より感染力の強い新型コロナの変異種が英国で確認され、感染拡大防止のための制限措置強化の動きが欧州や中東諸国にも広がるなど、警戒感から逃避目的として金を買う動きも見られたほか、21日に米国議会が9000億ドル規模の追加経済対策を可決した事で将来的なインフレヘッジとして金を求める動きもあって、売り一巡後は下げ一服となった。

国内の金相場は、軟調地合いが継続したNY相場を映し続落。買取ベースでは1gあたり6,780円(-45円)と、マイナス圏での値動きとなりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

12/23  6,780円 (-45円)

12/22  6,825円 (-32円)

12/21  6,857円 (+28円)

12/18  6,829円 (+49円)

12/17  6,780円 (+46円)

12/16  6,734円 (+65円)

12/15  6,669円 (-33円)

12/14  6,702円 (-21円)

12/11  6,723円 (-8円)

12/10  6,731円 (-98円)

12/09  6,829円 (+20円)

10日間の金相場平均価格:6,763円/g



【パラジウム相場】22日のNYパラジウム相場は、前日の下げに対する反動買いや、米経済対策・歳出法案の可決を受けた楽観ムードから買いが優り反発。中心限月の3月限は1トロイオンス2323.10ドル(+6.70ドル)と、プラス圏に転じて取引きを終了。新型コロナウイルスの変異種の感染が拡大している英国からの渡航制限が広がっている事から、前日はリスク回避ムードから相場は3週間ぶりの高値圏から後退し反落していた。しかし、この日は安値反動や欧州株の反発をきっかけに買い戻しが入った事や、米上院が新型コロナウイルス感染拡大の影響に対応する追加経済対策案を可決したほか、英国と欧州連合(EU)の通商交渉へも楽観的見方が広がった事が支援材料となり、ドル高に抑えられながらもプラス圏で引けた。

国内のパラジウムは、買い戻しが入ったNY相場を映し反発。買取では1gあたり8,360円(+22円)と、プラス圏での値動きとなりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

12/23  8360円 (+22円)

12/22  8338円 (-165円)

12/21  8503円 (+60円)

12/18  8443円 (+11円)

12/17  8432円 (+44円)

12/16  8388円 (+28円)

12/15  8360円 (-99円)

12/14  8459円 (-55円)

12/11  8514円 (+231円)

12/10  8283円 (-143円)

10日間のパラジウム相場平均価格:8,408円/g


12:45現在の金相場は1トロイオンス1876.15ドル、パラジウムは2327.60ドル、為替は1$103円50銭前後の値動きで推移しております。