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【金相場】12日のNY金相場は小反発。中心限月の4月限は1トロイオンス1151.90ドル(+1.30ドル)と、ほぼ横ばいながら小幅に値を上げ、3営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日の金相場は、前日におよそ3ヶ月ぶりの安値圏まで調整された反動から、安値拾いの買いが入ったほか、ユーロが反発しドルの上昇が一服した事で、割安感から買い戻され、時間外取引きから買いが先行した。その後、米商務省が発表した2月の小売売上高 (速報値)は、市場予想0.3%を下回り、前月比0.6%減と、3カ月連続でマイナスとなった事からドルが軟調に推移。金は上げ幅を伸ばすも、新規失業保険申請件数が前週に対して減少するなど、良好な内容となったほか、米の株式相場が急反発し上昇が加速する展開となったことから、金は売り戻しに転じ上げ幅を縮小。一時1150ドルを割り込むなどマイナス圏に転じる場面もあった。その後は再び切り返されプラス圏にのせたものの上値は重く、結局小幅高でこの日の取引きを終えた。引き続き米の早期利上げ観測が意識されている事から、今後も当面は発表される米の経済指標に振られる展開が続く模様。
国内の金相場は小幅続落。買取では1gあたり4,839円(-4円)と、この日も小幅ながらマイナス圏で推移し、3営業日続落となりました。
《3月現在の金相場価格推移(買取)》
03/13 4839円 (-4円) ※最安値
03/12 4843円 (-22円)
03/11 4865円 (-29円)
03/10 4894円 (+25円)
03/09 4869円 (-97円)
03/06 4966円 (+5円)
03/05 4961円 (-4円)
03/04 4965円 (-32円)
03/03 4997円 (-21円)
03/02 5018円 (+42円) ※最高値
本日までの3月金相場平均価格:4,922円/g
【パラジウム相場】12日のNYパラジウム相場は続落。中心限月の6月限は1トロイオンス786.95ドル(-2.45ドル)と、小幅ながら値を下げ3営業日続落して取引きを終了。序盤のパラジウムは、最近までの下落に伴う安値反動から買い戻された事や、外為市場でユーロがドルに対して反発したほか、金やプラチナなど他貴金属が切り返されたのを眺め買いが先行。一時800ドル圏内まで上昇したが、その後発表された米の経済指標(2月小売売上高)が予想に反して低調な内容となった事から、相場は反転し上げ幅を縮小。また、新規失業保険申請件数が前週に対して減少するなど、良好な内容となった事からドルが上昇し、ドル建てのパラジウムは相場を圧迫されたほか、原油安や、下げに転じた金をはじめ他貴金属の値動きを眺めてパラジウムも売りが優勢となり、結局前日終値を下回って引けた。ただ、米の株式相場が大きく上昇した事から、買い支えられる動きもあり下値は限定となった。
国内のパラジウム相場は僅かながら小幅に値を上げ反発。買取では1gあたり3,294円(+5円)と、3営業日ぶりにプラスに転じ下げ渋る展開となりました。
《3月現在のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/12 3294円 (+5円)
03/12 3289円 (-48円) ※最安値
03/11 3337円 (-60円)
03/10 3397円 (+17円) ※最高値
03/09 3380円 (±0円)
03/06 3380円 (±0円)
03/05 3380円 (±0円)
03/04 3380円 (-6円)
03/03 3386円 (+49円)
03/02 3337円 (+38円)
本日までの3月パラジウム相場平均価格:3,356円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。10:50現在の金相場は1トロイオンス1158.60ドル、パラジウムは797.25ドル、為替は1$121円42銭前後の値動きで推移しております。