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【金相場】4日のNY金相場は、投資家のリスク選好意欲の高まりを背景に売り押され反落。中心限月の4月限は1トロイオンス1791.20ドル(-43.90ドル)と、マイナス圏に反転して取引きを終了。この日発表された週間米新規失業保険申請件数は3週連続で減り(77万9000件)、市場予想(83万件程度)より少なかった事で、米国の労働環境が改善している事が示されると、外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進行。ドル建ての金商品は相対的に割高感が意識され軟調となった。また、米政権の追加経済対策の成立への期待も強く、株式市場が最高値を更新するなど一段高となった事も圧迫材料となった。
国内の金相場は、売り優勢に反転したNY相場を映し軟調に推移。買取ベースでは1gあたり6,666円(-102円)と、3日続落し、約2週間(1月18日相場)ぶりの安値に値戻す展開となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
02/05 6,666円 (-102円)
02/04 6,768円 (-17円)
02/03 6,785円 (-48円)
02/02 6,833円 (+21円)
02/01 6,812円 (+73円)
01/29 6,739円 (+20円)
01/28 6,719円 (-2円)
01/27 6,772円 (+24円)
01/26 6,753円 (-14円)
01/25 6,767円 (-30円)
10日間の金相場平均価格:6,756円/g
【パラジウム相場】4日のNY市場は、ドル高進行に上値を重くするも、投資家のリスク選好意欲の高まりを背景に買われ上伸。中心限月の3月限は2280.70ドル(+4.10ドル)と、プラス圏で推移し続伸して取引きを終了。この日発表された米国の週間新規失業保険申請件数は3週連続で前週比で減少し、昨年11月末以来の低水準となるなど労働環境が改善している事が示唆され。また、今週は市場予想を上回る経済指標の発表が相次ぎ米国の景気先行きに楽観が広がった事や、米政権の追加経済対策の成立への期待も強く、投資家のリスク選好意欲が高まる中、株高や原油高に連れてパラジウムも堅調となった。一方で、労働環境改善を受け外国為替市場ではドル買い・ユーロ売りが強まり、ドル建てのパラジウムは他貴金属同様に上値を重くする場面も見られたが、株式相場が最高値を更新するなど一段高となった事で下値を支えられ、そのままプラスサイドで取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、小幅ながら上伸したNY相場や円安進行を背景に値を上げ急伸。買取では1gあたり8,481円(+148円)と、上げ幅を拡大し8,400円台に浮上。1月29日相場(約1週間)ぶりの高値となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/05 8481円 (+148円)
02/04 8333円 (+83円)
02/03 8250円 (-11円)
02/02 8261円 (+38円)
02/01 8223円 (-324円)
01/29 8547円 (+126円)
01/28 8421円 (±0円)
01/27 8421円 (-49円)
01/26 8470円 (-61円)
01/25 8531円 (-110円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,394円/g
11:10現在の金相場は1トロイオンス1802.55ドル、パラジウムは2299.30ドル、為替は1$105円53銭前後の値動きで推移しております。