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【金相場】週末12日のNY金相場は、週末を控えた持ち高調整売りや対ユーロでのドル高を背景に圧迫され続落。中心限月の4月限は1トロイオンス1823.20ドル(-3.60ドル)と、小幅ながら値を落として取引きを終了。この日、外国為替市場では、未明より対ユーロでドル高の動きが進み金は序盤より相場を圧迫された。その後、発表された2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は市場予想を下回る冴えない内容となったほか、米金融緩和の長期化観測や、大型追加経済対策が議会を間もなく通過するとの期待を背景に、インフレヘッジとして金を買う動きは根強く、相場は一時1831.50ドルとプラスサイドに反転する場面もあった。ただ、週末を控えた持ち高調整の売りも出やすく、結局引けにかけてマイナス圏に沈下する展開となった。
なお、市場関係者の間にはドルの先安観測から、金相場は数週間のうちに上昇トレンドに復帰するとの見方もあり様子見ムードが広がっている。
国内の金相場は、NY相場の値動きや為替動向から値動きは無く横ばい推移。買取ベースでは1gあたり6,721円(±0円)と、前日比変わらずの展開となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
02/15 6,721円 (±0円)
02/12 6,721円 (-28円)
02/10 6,749円 (-17円)
02/09 6,765円 (+49円)
02/08 6,716円 (+50円)
02/05 6,666円 (-102円)
02/04 6,768円 (-17円)
02/03 6,785円 (-48円)
02/02 6,833円 (+21円)
02/01 6,812円 (+73円)
10日間の金相場平均価格:6,754円/g
【パラジウム相場】週末12日のNYパラジウム相場は、米国の大型追加経済対策の実現期待や、新型コロナウイルスワクチン普及による経済正常化への思惑が買い材料となり急反発。中心限月の3月限は1トロイオンス2832.60ドル(+35.60ドル)と、直近高値を上抜いて、中心終値では1月20日相場以来およそ3週間ぶりの高値で取引きを終了。バイデン米大統領は11日、製薬のファイザーやバイオ製薬のモデルナと新型コロナウイルスのワクチンでそれぞれ1億回分の追加の供給契約を結んだと発表。ワクチン接種が進み、米景気の順調な回復が需要増加につながるとの観測が強まったほか、中東情勢の緊迫化や需給バランスの観点から、原油が約1年ぶりの高値水準まで上昇した事が追い風となり、パラジウムも連れて上昇。加えて、バイデン米大統領が掲げる大型追加経済対策の実現期待や、プラチナ連日で一代高値を更新し約6年ぶり(2015年2月以来)の高値記録を更新した事も買い材料となり、パラジウムも価格水準を切り上げる展開となった。
国内のパラジウム相場は、急反発し一段高となっ週末のNY相場を映し急伸。買取では1gあたり8,773円(+116円)と、連日で3桁高で推移し、1月15日相場以来およそ1ヶ月ぶりの高値を更新するなど、価格水準を切り上げる展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/15 8773円 (+116円)
02/12 8657円 (+126円)
02/10 8531円 (-121円)
02/09 8652円 (+22円)
02/08 8630円 (+149円)
02/05 8481円 (+148円)
02/04 8333円 (+83円)
02/03 8250円 (-11円)
02/02 8261円 (+38円)
02/01 8223円 (-324円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,479円/g
11:50現在の金相場は1トロイオンス1830.45ドル、パラジウムは2392.80ドル、為替は1$105円04銭前後の値動きで推移しております。