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【金相場】週末19日のNY金相場は、ドルの下落に伴う割安感や、押し目買いに支えられ小幅続伸。中心限月の4月限は1トロイオンス1777.40ドル(+2.40ドル)と、横ばい圏ながら小幅高で取引きを終了。新型コロナウイルスの新規感染者数が減少傾向にあるほか、ワクチン普及への期待を背景に、世界的に金利が上昇。金商品は安全資産としての需要減退に加え、金利を生まない資産保有による機会損失としての見方から売られやすく、この日も朝方まで軟調に推移した。しかし、売り一巡後は外国為替市場でドル売り・ユーロ買いが進行したことを受けて割安感が生じプラス圏に浮上。また、値ごろ感からの買いも入りやすく、結局この日も小幅高で引けた。
国内の金相場は、小幅続伸した週末のNY相場を映し上昇。買取ベースでは1gあたり6,616円(+40円)と、前日の下げを埋め4営業日ぶりに反発しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
02/22 6,616円 (+40円)
02/19 6,576円 (-35円)
02/18 6,611円 (-55円)
02/17 6,666円 (-79円)
02/16 6,745円 (+24円)
02/15 6,721円 (±0円)
02/12 6,721円 (-28円)
02/10 6,749円 (-17円)
02/09 6,765円 (+49円)
02/08 6,716円 (+50円)
10日間の金相場平均価格:6,689円/g
【パラジウム相場】週末19日のNYパラジウム相場は、ドル安の進行や良好な米国経済指標、急騰した銅相場に連れて急反発。中心限月の3月限は1トロイオンス2369.20ドル(+20.40ドル)と、前日の下げを埋めて、3営業日ぶりに上昇して取引きを終了。新型コロナウイルスの新規感染者数が減少傾向にあるほか、ワクチン普及への期待を背景に投資家心理が改善し、この日のパラジウムは時間外取引きより買いが先行した。また、景気刺激策として各国はインフラ投資など大規模な財政支出を計画しており、工業用需要の回復期待から銅需要の拡大につながるとの見方が強まりNY銅相場が大幅続伸。約9年5ヶ月ぶりの高値を記録するなど急騰したほか、プラチナも直近高値を上抜き2014年9月30日相場(1298.50ドル)以来およそ6年5ヶ月ぶりの高値となった事を受け、パラジウムも連れて上げ幅を拡大した。その後、買い一巡後は週末を控えた持ち高調整売りに押される場面もあったが、ドル安の流れが支援材料となり、そのまま買い優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、堅調となった週末のNY相場を映し急反発。買取では1gあたり8,932円(+264円)と、前2日間の下げを埋め、年初来高値を更新。昨年11月11日相場(9,048円)以来およそ3ヶ月ぶりの高値を付け、9,000円圏内まで浮上する展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/22 8932円 (+264円)
02/19 8668円 (-165円)
02/18 8833円 (-28円)
02/17 8861円 (+22円)
02/16 8839円 (+66円)
02/15 8773円 (+116円)
02/12 8657円 (+126円)
02/10 8531円 (-121円)
02/09 8652円 (+22円)
02/08 8630円 (+149円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,738円/g
12:30現在の金相場は1トロイオンス1791.35ドル、パラジウムは2420.90ドル、為替は1$105円63銭前後の値動きで推移しております。