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2021年03月05日NY相場の値動きを映し、国内貴金属は総じてマイナス圏での値動きに↓

【金相場】4日のNY金相場は、米国長期金利の上昇などが重しとなり続落。中心限月の4月限は1トロイオンス1700.70ドル(-15.10ドル)と、売り優勢で取引きを終了。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長がこの日の討論会で、市場で期待されていた長期金利の上昇に対する資産買い入れ政策の変更について言及しなかったことが債券売りを後押しし、長期金利の指標である10年物米国債利回りは再び1.5%台に上昇。金利を生まない資産である金に売り圧力がかかったほか、外国為替市場ではドル買い・ユーロ売りの動きが活発化した事も相場の圧迫材料となり、マイナス圏で取引きを終えた。

国内の金相場は、軟調となったNY相場を映し続落。買取ベースでは1gあたり6,413円(-26円)と、値を下げ続落となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

03/05  6,413円 (-26円)

03/04  6,439円 (-73円)

03/03  6,512円 (+41円)

03/02  6,471円 (-40円)

03/01  6,511円 (-93円)

02/26  6,604円 (-114円)

02/25  6,718円 (+30円)

02/24  6,688円 (+72円)

02/22  6,616円 (+40円)

02/19  6,576円 (-35円)

10日間の金相場平均価格:6,555円/g



【パラジウム相場】4日のNYパラジウム相場は、米国の長期金利が一段高となったことやドル高を背景に圧迫され続落。中心限月の6月限は1トロイオンス2342.80ドル(-11.60ドル)と、マイナス圏で推移して取引きを終了。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が4日の公開インタビューで長期金利上昇を抑制する姿勢を見せず、米長期金利が一時1.5%台に上昇。株式が軟調に推移するなど投資家心理が後退した事を受け、パラジウムも売り優勢となった。また、外国為替市場ではドル買いが進んだ事や、他貴金属の下げを意識された事も圧迫材料となった。一方、原油相場が2019年4月相場以来およそ1年10ヶ月ぶりの高値となるなど一段高となった事で、パラジウムも下支えられ売り一巡後はやや買い戻される展開となった。

国内のパラジウム相場は、横ばい圏ながら小幅安で推移し続落。買取では1gあたり8,839円(-5円)と、マイナス圏での値動きとなりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

03/05  8839円 (-5円)

03/04  8844円 (-28円)

03/03  8872円 (+28円)

03/02  8844円 (+104円)

03/01  8740円 (-137円)

02/26  8877円 (-143円)

02/25  9020円 (+302円)

02/24  8718円 (-214円)

02/22  8932円 (+264円)

02/19  8668円 (-165円)

10日間のパラジウム相場平均価格:8,835円/g

14:10現在の金相場は1トロイオンス1699.85ドル、パラジウムは2333.15ドル、為替は1$108円06銭前後の値動きで推移しております。