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【金相場】23日のNY金相場は、対ユーロでのドル高などを背景に売られ続落。中心限月の4月限は1トロイオンス1725.10ドル(-13.00ドル)と、売り優勢で取引き終了。感染力の強い変異ウイルスが欧州で広がり、ドイツが23日に4月の復活祭中の厳格なロックダウンの延長を決定。フランスやイタリアも前週に行動制限を強化したほか、欧州ではワクチン普及に時間がかかる見通しで、経済の正常化が遅れが懸念された。これを受け、外国為替市場ではユーロ安・ドル高が進行。ドルの代替投資先として逆の値動きになりやすい金商品が売られた。一方、米国株安を背景に安全資産として金を買う動きもあり、相場の下値は限定的だった。午後にパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長と、イエレン財務長官は議会証言を行い、パウエル議長はインフレリスクを懸念していない姿勢を示すも、目新しい材料に欠け、市場の反応は限定的だった。
国内の金相場は、軟調となったNY相場を映し続落。買取ベースでは1gあたり6,575円(-62円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
03/24 6,575円 (-62円)
03/23 6,637円 (-6円)
03/22 6,643円 (+15円)
03/19 6,628円 (-51円)
03/18 6,679円 (+53円)
03/17 6,626円 (-3円)
03/16 6,629円 (+25円)
03/15 6,604円 (+31円)
03/12 6,573円 (+7円)
03/11 6,566円 (+23円)
10日間の金相場平均価格:6,616円/g
【パラジウム相場】23日のNYパラジウム相場は、持ち高調整目的の買いや押し目を買われ反発。中心限月の6月限は1トロイオンス2617.30ドル(+17.00ドル)と、3営業日ぶりに反発して取引きを終了。最近の急騰から前2営業日は利益を確定する動きが出た事で売り優勢となったが、この日は安値拾いや押し目買いから、時間外取引より堅調となり反発した。また、ロシアの生産減少を背景に引き続き供給逼迫への警戒感が意識された事も支援材料となり相場は一時2644.50ドルまで上昇した。一方、新型コロナの感染再拡大からフランスやイタリアに続き、ドイツが現行のロックダウンの延長を決めるなど、欧州経済活動の鈍化が意識されユーロ安・ドル高が進行。ドル建のパラジウムは他貴金属同様に割高感が意識された事や、原油安や軟調な欧米株を眺めて上値を抑えられる展開となった。
国内のパラジウム相場は、NY相場では買い優勢で推移するも引け後に売り戻しとなったほか、為替が円高に傾斜した事を受けマイナスサイドに反転。買取では1gあたり9,884円(-104円)と、3営業日続落の展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/24 9884円 (-104円)
03/23 9988円 (-28円)
03/22 10016円 (-176円)
03/19 10192円 (+380円)
03/18 9812円 (+330円)
03/17 9482円 (+389円)
03/16 9114円 (+94円)
03/15 9020円 (+115円)
03/12 8905円 (+149円)
03/11 8756円 (-11円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,517円/g
13:25現在の金相場は1トロイオンス1736.40ドル、パラジウムは2599.65ドル、為替は1$108円53銭前後の値動きで推移しております。