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【金相場】25日のNY金相場は、良好となった米国経済指標や、ドル高の進行に押され反落。中心限月の4月限は1トロイオンス1725.10ドル(-8.10ドル)と、マイナスサイドに反転して取引きを終了。この日の金相場は、買い優勢となった前日相場の流れを引き継ぎ序盤は堅調に推移した。また、変異ウイルスの感染が広がるドイツやイタリアなど欧州に加え、インドやブラジルでも新規感染者数が増加に歯止めがかかっていない状況から、世界景気の回復が市場の想定より時間が掛かるとの見方が広がった事も金を買う材料となり、相場は一時1744ドル超まで上昇する場面もあった。しかし、朝方発表された2020年10~12月期の米実質GDP(国内総生産)確定値や、米新規失業保険申請件数はともに市場予想よりも良好な内容となったことで、外国為替市場では対ユーロでドル高が進行。ドル建てで取引される金商品は割高感が意識され次第に流れは反転。また、堅調な米国株も圧迫材料となり、結局マイナス圏に沈下して取引きを終えた。
国内の金相場は、マイナスサイドに反転したNY相場を眺め小反落。買取ベースでは1gあたり6,608円(-9円)と、横ばい圏ながら小幅安に転じ、反落となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
03/26 6,608円 (-9円)
03/25 6,617円 (+42円)
03/24 6,575円 (-62円)
03/23 6,637円 (-6円)
03/22 6,643円 (+15円)
03/19 6,628円 (-51円)
03/18 6,679円 (+53円)
03/17 6,626円 (-3円)
03/16 6,629円 (+25円)
03/15 6,604円 (+31円)
10日間の金相場平均価格:6,625円/g
【パラジウム相場】25日のNYパラジウム相場は、買いが先行するもドル高に圧迫され反落。中心限月の6月限は1トロイオンス2615.40ドル(-24.70ドル)と、前日の上げ幅を戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、買い優勢となった前日相場の流れを引き継ぎ序盤は買いが先行した。また、発表された新規失業保険申請件数は市場の予想以上に減少し、1年ぶりの低い水準となるなど労働市場が改善している事が示されたほか、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の声明内容、米国事業活動の制限緩和の拡大などが好感され、相場は一時2649ドルまで上昇した。しかし、外国為替市場では対ユーロでのドル高進行が進むと流れは次第に売りに反転。他貴金属の下げなども眺めて、結局前日終値水準まで戻して取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、NY市場では反落するも円安要因から下げを戻し上伸。買取では1gあたり10,049円(+17円)と、値を伸ばし続伸。歴代最高水準で推移するなど、現在一段高となっております。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
0326 10049円 (+17円)
03/25 10032円 (+148円)
03/24 9884円 (-104円)
03/23 9988円 (-28円)
03/22 10016円 (-176円)
03/19 10192円 (+380円)
03/18 9812円 (+330円)
03/17 9482円 (+389円)
03/16 9114円 (+94円)
03/15 9020円 (+115円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,759円/g
13:20現在の金相場は1トロイオンス1731.30ドル、パラジウムは2622.75ドル、為替は1$109円28銭前後の値動きで推移しております。