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2021年03月31日国内金相場は軟調となり続落した一方、パラジウムはNY相場高や円安要因からプラス圏で推移し大幅反発↑

【金相場】30日のNY金相場は、米国でのワクチン接種進展や追加の財政支出計画が意識され、ドルや国債利回りが上昇したのを受け軟調な展開に。中心限月の4月限は1トロイオンス1686.00ドル(-28.60ドル)と、売り優勢で取引きを終了。バイデン米政権による新型コロナウイルスワクチンの配布加速や、翌31日に公表されるインフラ投資計画への期待感から、米国景気回復ペースが速まるとの楽観的な見方が台頭。こうした中、外国為替市場では、米長期金利の上昇を背景にドル高・ユーロ安が進行し、ドル建てで取引される金商品に割高感が強まり、金相場を下押す展開となった。途中、株安を眺めて買い戻しの動きも見られたが、第一四半期の期末もあって持ち高を調整する動きから相場を重くした。

国内の金相場は、ドル高に圧迫され軟調となったNY相場を映し続落。買取ベースでは1gあたり6,517円(-59円)と、マイナス圏での値動きとなりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

03/31  6,517円 (-59円)

03/30  6,576円 (-68円)

03/29  6,644円 (+36円)

03/26  6,608円 (-9円)

03/25  6,617円 (+42円)

03/24  6,575円 (-62円)

03/23  6,637円 (-6円)

03/22  6,643円 (+15円)

03/19  6,628円 (-51円)

03/18  6,679円 (+53円)

10日間の金相場平均価格:6,612円/g


【パラジウム相場】30日のNYパラジウム相場は、良好なユーロ圏の景況感指数や、米国の景気回復期待を背景に買い戻しが入り大幅反発。中心限月の6月限は1トロイオンス2569.00ドル(+38.30ドル)と、買い優勢で取引きを終了。ここ最近の高値圏での推移に対する調整から、前日には売りが膨らんだが、この日は値頃感が意識されアジア時間より買い戻しが入り上昇。また、3月のユーロ圏の景況感指数が大幅に改善し、新型コロナウイルスのパンデミック前の水準を回復したほか、バイデン米政権による新型コロナウイルスワクチンの配布加速や、31日に公表されるインフラ投資計画への期待感から米景気回復ペースが速まるとの楽観的な見方が広った事も買い材料となり、相場は一時2604ドルまで上げ幅を拡大した。途中、ドル高の進行や株安、軟調な他貴金属の値動きを眺めて上げ幅を縮小するも、押し目買いもあって結局40ドル近い上げ幅を維持して引けた。

国内のパラジウム相場は、円安要因や買い戻しに転じたNY相場を映し大幅反発。買取では1gあたり9,961円(+220円)と、前日の下げをやや戻し、この日は買い優勢での値動きとなりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

03/31  9961円 (+220円)

03/30  9741円 (-517円)

03/29  10258円 (+209円)

0326  10049円 (+17円)

03/25  10032円 (+148円)

03/24  9884円 (-104円)

03/23  9988円 (-28円)

03/22  10016円 (-176円)

03/19  10192円 (+380円)

03/18  9812円 (+330円)

10日間のパラジウム相場平均価格:9,993円/g


11:10現在の金相場は1トロイオンス1688.45ドル、パラジウムは2602.80ドル、為替は1$110円64銭前後の値動きで推移しております。