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【金相場】週末16日のNY金相場は、米国長期金利の低迷やドル安などを背景に買われ続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1780.20ドル(+13.40ドル)と、直近高値を上抜き、中心終値では2月24日相場以来およそ2ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。この日の債券市場では、米長期金利の指標となる10年物米国債利回りが1.58%近辺で落ち着いた動きとなった事で、外為市場では対ユーロでドル売りが進み、金商品は割安感から買われた。一方、米国経済指標に続き、1月-3月の中国国内総生産(GDP)が統計開始の1992年以降で最高の伸びを記録した事で、投資家のリスク選好意欲が台頭。米国株価が史上最高値を再更新した事で一時的に金は下押される場面もあったが、週末を控えた持ち高調整買いや、押し目買いが入り、結局プラス圏で取引きを終えた。
国内の金相場は、買い地合いが継続した週末のNY相場を映して上伸。買取ベースでは1gあたり6,764円(+46円)と、連日で直近高値を上抜き、2月9日相場以来およそ2ヶ月ぶりの高値を更新しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
04/19 6,764円 (+46円)
04/16 6,718円 (+80円)
04/15 6,638円 (-28円)
04/14 6,666円 (+17円)
04/13 6,649円 (-44円)
04/12 6,693円 (-23円)
04/09 6,716円 (+30円)
04/08 6,686円 (-16円)
04/07 6,702円 (+26円)
04/06 6,676円 (-15円)
10日間の金相場平均価格:6,691円/g
【パラジウム相場】週末16日のNYパラジウム相場は、中国経済指標(1月-3月GDP)の記録的な伸びや、ドル安の進行、米・露間の関係悪化による供給懸念が意識され強地合いが継続。中心限月の6月限は1トロイオンス2774.70ドル(+35.30ドル)と、大幅続伸し連日で史上最高値を更新して取引きを終了。なお、週間では+138.70ドル(+5%)と一段高に。相次ぐ米経済指標堅調に続いて、アジアでも強い統計が明らかになったことから投資家マインドが上向き、16日の米株式市場ではS&P500種株価指数と、ダウ工業株30種平均が最高値を更新。中国経済指標(国内総生産1月-3月GDP)が記録的な伸びとなり、世界経済の回復シナリオを強固にした事で、この日もパラジウムは強地合いを維持し序盤より買いが旺盛となった。また、外国為替市場ではドル安が進んだことや、米国がロシアに対して追加制裁を科す事が発表されたほか、バイデン大統領は更なる対抗措置を講じる用意もあると示唆した事で、供給への先行き不安から上げ幅を拡大し、この日も一代高値を記録して取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、週末のNY相場が一代高値を更新し過去最高値を記録した事を映し上げ幅を拡大。買取では1gあたり10,505円(+115円)と、連日で年初来高値を上抜いて、過去最高値を記録した2020年2月28日相場(10,923円)以来およそ1年2ヶ月ぶりの高値を更新しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
04/19 10,505円 (+115円)
04/16 10,390円 (+165円)
04/15 10,225円 (-16円)
04/14 10,241円 (-39円)
04/13 10,280円 (+127円)
04/12 10,153円 (+66円)
04/09 10,087円 (-17円)
04/08 10,104円 (-159円)
04/07 10,263円 (-11円)
04/06 10,274円 (-72円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,252円/g
11:50現在の金相場は1トロイオンス1784.55ドル、パラジウムは2778.50ドル、為替は1$108円64銭前後の値動きで推移しております。