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【金相場】週明け26日のNY金相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策会合を控えて様子見ムードの中、小幅高に。中心限月の6月限は1トロイオンス1780.10ドル(+2.30ドル)と、横ばい圏ながら小反発して取引きを終了。27、28両日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、緩和姿勢の維持が示される見通しだが、内容を見極めたいとの思惑が台頭。金相場は、先週後半に売られた反動からの買い戻しや最近のドル安基調を受けた買いが入り小高く推移した。また、インドやアジアの一部では新型コロナウイルスの感染拡大や活動制限強化が高まり、安全資産として金を買う動きもあった。一方、金投資のインフレヘッジの側面から、パウエルFRB議長がFOMC後の会見で、物価に関してどのよう言及するか注目が集まっており、引けにかけては様子見の相場展開となった。
国内の金相場は、小幅高で引けた週明けのNY相場を映し上昇。買取ベースでは1gあたり6,750円(+32円)と、3営業日ぶりに反発しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
04/27 6,750円 (+32円)
04/26 6,718円 (-20円)
04/23 6,738円 (-38円)
04/22 6,776円 (+55円)
04/21 6,721円 (+20円)
04/20 6,701円 (-63円)
04/19 6,764円 (+46円)
04/16 6,718円 (+80円)
04/15 6,638円 (-28円)
04/14 6,666円 (+17円)
10日間の金相場平均価格:6,719円/g
【パラジウム相場】週明け26日のNYパラジウム相場は、欧米での景気回復見通しや、ドル安の流れ、堅調な米国株を眺めて急騰。中心限月の6月限は1トロイオンス2909.30ドル(+52.30ドル)と、史上初めて終値で2900ドルを突破し、21日に付けた歴代高値(2875.60ドル)を大幅に上抜いて取引きを終了。この日のパラジウム相場は、先週発表された欧米の経済指標が良好な結果となった事で、景気回復に対する楽観的見方が広がり、パラジウムは時間外取引きより買いが先行し堅調となった。また、外国為替市場ではドル安に振れたほか、発表された3月の耐久財受注でコア資本財の受注が増加し投資が拡大するとみられ、S&P500種株価指数が最高値を更新するなど米国株が上昇。パラジウムも連れ高となり、節目の2900ドルを突破すると、テクニカルな買いもあって相場は一時2950ドルを付けるなど一代高値を更新した。その後、ドル安一服や、利益を確定する売りも一部で見られたが、今週のFOMC定例会合で金融緩和政策維持の見方が多勢となり、結局終値では史上最高値を更新して取引きを終えた。
需給バランスの観点から上げ幅を拡大中のパラジウムは、終値では初めて2900ドルを突破し最高値記録を更新。月間ではこの日までに+289.40ドル(+10%)、年初来では+455.50ドル(+15.6%)となるなど、価格水準を大幅に切り上げて推移中。
国内のパラジウム相場は、一代高値を更新する価格水準を大きく切り上げたNY相場を映し急伸。買取では1gあたり11,000円(+286円)と、2020年2月28日に付けた歴代高値(10,923円)を上抜き、初の11,000円台に乗せるなど史上最高値を記録しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
04/27 11,000円 (+286円)
04/26 10,714円 (+55円)
04/23 10,659円 (-198円)
04/22 10,857円 (+379円)
04/21 10,478円 (-66円)
04/20 10,544円 (+39円)
04/19 10,505円 (+115円)
04/16 10,390円 (+165円)
04/15 10,225円 (-16円)
04/14 10,241円 (-39円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,561円/g
11:20現在の金相場は1トロイオンス1782.60ドル、パラジウムは2935.75ドル、為替は1$108円37銭前後の値動きで推移しております。