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2021年05月19日為替要因から国内貴金属は総じてマイナス圏に反転し上値追いが一服↓

【金相場】18日のNY金相場は、ドル安や株安を背景に買いが継続し4営業日続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1868.00ドル(+0.40ドル)と、横ばい圏ながら値を伸ばし、中心終値では1月7日相場以来およそ4ヶ月ぶりの高値で取引き終了。この日は欧州での経済活動正常化期待などがユーロ買い・ドル売りを促し、対ユーロでドルが下落。金はドル建て商品として買われやすかった。また、朝方発表された4月の米住宅着工件数は、材木価格の上昇などを背景に市場予想を下回り低調な結果となったほか、インフレ高進への思惑から、金の買いが旺盛となり相場は一時1875.90ドルまで買われた。買い一巡後は、米長期金利の指標となる米10年債利回りの上昇が重しとなり次第に上げ幅を縮小するも、安値圏では押し目買いが入り、この日も結局プラス圏で引けた。

国内の金相場は、NY市場では小幅高に振れ高値更新となるも、為替要因から上げを消化しマイナス圏へ。買取ベースでは1gあたり7,123円(-22円)と、4営業日ぶりに反落。前日に付けた約8ヶ月ぶり(2020年9月18日相場)の高値から値を下げ、上値追い一服となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

05/19  7,123円 (-22円)

05/18  7,145円 (+78円)

05/17  7,067円 (+66円)

05/13  7,001円 (+31円)

05/13  6,970円 (-13円)

05/12  6,983円 (-5円)

05/11  6,988円 (+19円)

05/10  6,969円 (+50円)

05/07  6,919円 (+97円)

05/06  6,822円 (+66円)

10日間の金相場平均価格:6,999円/g



【パラジウム相場】18日のNYパラジウム相場は、イラン核合意で進展の可能性や、欧米経済活動の再開に伴う需要増しが意識され4日上伸。中心限月の6月限は1トロイオンス2903.10ドル(+7.20ドル)と、11日相場以来およそ1週間ぶりの高値を付け、同日ぶりに節目の2900ドル台に再浮上して取引きを終了。この日のパラジウムは、堅調地合いを維持した前日相場の流れを引き継ぎ、時間外取引きより買いが先行した。また、外国為替市場ではユーロ高・ドル安に振れた事で割安感が意識されたほか、ロシアの生産減少による供給逼迫や、欧米の経済再開に伴う需要増加の見通しから買いが活発化し、相場は一時2941ドルまで急騰した。その後、株安や一部で利確売りが出た事で、やや上げ幅を縮小するも、押し目買いやドル安継続が下支えとなり、この日もプラス圏で取引きを終えた。

国内のパラジウム相場は、NY相場では上伸するも為替要因などから上げを消化しマイナス圏へ沈下。買取では1gあたり11,149円(-66円)と、3営業日ぶりに値を下げ反落となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

05/19  11,149円 (-66円)

05/18  11,215円 (+17円)

05/17  11,198円 (+77円)

05/14  11,121円 (-6円)

05/13  11,127円 (-126円)

05/12  11,253円 (-33円)

05/11  11,286円 (+60円)

05/10  11,226円 (-27円)

05/07  11,253円 (-55円)

05/06  11,308円 (+66円)

10日間のパラジウム相場平均価格:11,214円/g


10:40現在の金相場は1トロイオンス1874.65ドル、パラジウムは2916.90ドル、為替は1$109円06銭前後の値動きで推移しております。