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【金相場】26日のNY金相場は、米金融緩和政策の長期化観測などを背景に買われ、3日続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1901.20ドル(+3.20ドル)と、中心終値では1月7日相場(1913.60ドル)以来およそ4ヶ月半ぶりの高値となり、同日ぶりに節目の1900ドル台に乗せて取引きを終了。朝方は米長期金利の低下を眺め、金利を生まない金を買う動きが活発化。ドル安の流れもあって相場は1900ドルを突破し、一時1913.30ドルまで上昇した。欧州中央銀行(ECB)や、米連邦準備制度理事会(FRB)高官らの金融緩和長期化を示唆する発言も金商品の追い風となった。ただ、対ユーロでドル高の流れに振れると、ドル建て商品としての割高感から売り押されたほか、このところの価格上昇で利益確定の売りも出やすく、午後には上げ幅を縮小する展開となった。
国内の金相場は価格水準を切り上げるなど一段高で推移したNY相場を映し上伸。買取ベースでは1gあたり7,246円(+14円)と、前日同様に連日で年初来高値を上抜き、2020年9月15日相場(7,274円)以来およそ8ヶ月半ぶりの高値を更新しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
05/27 7,246円 (+14円)
05/26 7,232円 (+86円)
05/25 7,146円 (-35円)
05/24 7,181円 (+37円)
05/21 7,144円 (+3円)
05/20 7,141円 (+18円)
05/19 7,123円 (-22円)
05/18 7,145円 (+78円)
05/17 7,067円 (+66円)
05/13 7,001円 (+31円)
10日間の金相場平均価格:7,143円/g
【パラジウム相場】26日のNYパラジウム相場は、売り買いが交錯する中、ドル高に押され反落。中心限月の6月限は1トロイオンス2748.20ドル(-29.00ドル)と、マイナス圏に反転して取引きを終了。この日のパラジウムは、安値拾いやドル安を背景に買いが優勢となった前日相場の流れを引き継ぎ時間外取引きでは堅調に推移。米連邦準備制度理事会(FRB)メンバーが金融緩和の縮小について前倒しにならないという発言を繰り返した事で、金が一段高となった事に連れパラジウムも上げ幅を拡大し、相場は一時2804ドルを付けるなど節目の2800ドル台へ浮上した。その後、日中取引きではユーロ高が一服し、ドルが上昇した事を受けて次第に売り優勢に反転。一部で利確売りも出た事で、結局マイナス圏に沈下した。
国内のパラジウム相場は、マイナスサイドに反転したNY相場を映し反落。買取では1gあたり10,527円(-77円)と、値を下げ反落となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
05/27 10,527円 (-77円)
05/26 10,604円 (+99円)
05/25 10,505円 (-182円)
05/24 10,687円 (-286円)
05/21 10,973円 (-110円)
05/20 11,083円 (-66円)
05/19 11,149円 (-66円)
05/18 11,215円 (+17円)
05/17 11,198円 (+77円)
05/14 11,121円 (-6円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,906円/g
10:50現在の金相場は1トロイオンス1904.85ドル、パラジウムは2742.80ドル、為替は1$109円16銭前後の値動きで推移しております。