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【金相場】週末18日のNY金相場は、米地区連銀総裁のタカ派的発言を受けて再燃したドル高が重しとなり続落。中心限月の8月限は1トロイオンス1769.00ドル(-5.80ドル)で取引きを終了。セントルイス連銀のブラード総裁は朝方、TVインタビューで、2022年終盤の利上げ開始を見込んでいると述べた。一段の利上げ前倒しへの警戒感から外国為替市場ではドルが上昇したことで、ドル建ての金は相場を圧迫される展開となった。一方、米長期金利が低下する場面では金商品には買いが入りやすかったほか、前日には約1カ月半ぶりの安値を付けるなど値ごろ感からの買い戻しもあって、買い優勢で推移する場面もあったが、週末を控えた持ち高調整売りに押され、結局マイナス圏で引けた。市場の関心は来週22日に行われるパウエルFRB議長の議会証言などに注目している。
国内の金相場は、ドル高に押された週末のNY相場を映し軟調地合いが継続。買取ベースでは1gあたり6,862円(-30円)と、マイナス圏での値動きとなり6日続落となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
06/21 6,862円 (-30円)
06/18 6,892円 (-158円)
06/17 7,050円 (-100円)
06/16 7,150円 (-36円)
06/15 7,186円 (-10円)
06/14 7,196円 (-72円)
06/11 7,268円 (+20円)
06/10 7,248円 (-26円)
06/09 7,274円 (-12円)
06/08 7,286円 (+4円)
10日間の金相場平均価格:7,141円/g
【パラジウム相場】週末18日のNYパラジウム相場は、リスクオフムードの台頭から売り地合いが継続し続落。中心限月の8月限は1トロイオンス2469.90ドル(-42.30ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。この日のパラジウムは、3ヶ月ぶりの安値付けるなど大幅安となった前日相場の安値反動から、時間外取引きでは買い戻しが先行し一時前日終値から+125ドル超の2595ドルまで上伸した。しかし、セントルイス連銀のブラード総裁がインフレ高進を理由に、来年に利上げが開始される可能性があると述べた事で、早期利上げ観測が一段と高まったほか、ドル高の進行で割高感が意識された事や、株安などリスクオフムードも台頭し、パラジウムも軟調となった。その後、値頃感から買い戻される場面もあったが、週末を控えた持ち高調整から結局マイナス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、週末のNY市場では引き続き軟調となるも、時間外取引きでの埋め戻しを背景に下げを消化し横ばい。買取では1gあたり9,680円(±0円)と、値動き無しの前日比変わらずとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
06/21 9,680円 (±0円)
06/18 9,680円 (-1128円)
06/17 10,808円 (+176円)
06/16 10,632円 (+28円)
06/15 10,604円 (-55円)
06/14 10,659円 (+22円)
06/11 10,637円 (-55円)
06/10 10,692円 (-110円)
06/09 10,802円 (-83円)
06/08 10,885円 (±0円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,508円/g
13:00現在の金相場は1トロイオンス1780.35ドル、パラジウムは2502.70ドル、為替は1$109円80銭前後の値動きで推移しております。