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2021年07月01日国内金相場は3営業日ぶりに反発したほか、パラジウムは3日続伸と急騰し一段高へ↑

【金相場】30日のNY金相場は、ドル高が重しとなるも、米国長期金利の低下や安値拾いの買いなどに支えられ反発。中心限月の8月限は1トロイオンス1771.60ドル(+8.00ドル)と、プラス圏に転じて取引きを終了。この日の金相場は、時間外取引では売りが先行し安寄りした。一方、米国長期金利が低下した事を受けて、金を買う動きもあり相場は次第に反転上昇。このところの下げに対する安値拾いもあって、まもなくプラス圏に浮上した。ただ、株高や好調な全米雇用報告を受けて、外国為替市場ではドル高に振れた事もあり、買い一巡後は上値の重い展開となった。週末の米雇用統計に関心が集まる中、米雇用サービス会社ADPが発表した6月の非農業部門の民間就業者数は、前月比69万2000人増と予想を上回る堅調な内容だったことを受け、米雇用統計が上振れするとの観測も高まった。

国内の金相場は、NY市場の値動きや円安要因から買いが優り反発。買取ベースでは1gあたり6,894円(+65円)と、3営業日ぶりに値を上げ反発しました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

07/01  6,894円 (+65円)

06/30  6,829円 (-68円)

06/29  6,897円 (-28円)

06/28  6,925円 (+10円)

06/25  6,915円 (-21円)

06/24  6,936円 (+13円)

06/23  6,923円 (+12円)

06/22  6,911円 (+49円)

06/21  6,862円 (-30円)

06/18  6,892円 (-158円)

10日間の金相場平均価格:6,898円/g



【パラジウム相場】30日のNYパラジウム相場は、持ち高調整による買いやテクニカル要因から買いが活発となり前日比3.5%高と急騰。中心限月の9月限は1トロイオンス2779.20ドル(+98.00ドル)と、節目の2700ドルを突破し、中心終値では16日相場以来およそ2週間ぶりの高値に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、利確売りに押された前日相場の流れを引き継ぎ時間外取引では売りが先行し安寄りした。また、発表された米国の雇用関連や住宅関連指数を背景に、外国為替市場ではドル買いが進んだ事も圧迫材料となった。しかし、その後は安値拾いから押し目買いが入り反転上昇。米国経済の回復基調が顕著となったほか、株高などが意識され買い地合いが強まるとテクニカルな買いも巻き込み、相場は一時2793ドルまで急騰し価格水準を切り上げる展開となった。途中、ドル高進行が上値を抑える場面もあったが、買い優勢の流れは変わらず、この日は一段高で取引きを終えた。

国内のパラジウム相場は、価格水準を切り上げたNY相場高を映し+3.6%と急騰。買取では1gあたり10,780円(+396円)と、調整地合いとなった最近の下げを埋めて、6月17日相場(10,808円)以来およそ2週間ぶりの高値水準に値戻しました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

07/01  10,780円 (+396円)

06/29  10,362円 (+126円)

06/28  10,236円 (-5円)

06/25  10,241円 (+132円)

06/24  10,109円 (+181円)

06/23  9,928円 (-44円)

06/22  9,972円 (+292円)

06/21  9,680円 (±0円)

06/18  9,680円 (-1128円)

06/17  10,808円 (+176円)

10日間のパラジウム相場平均価格:10,137円/g


11:30現在の金相場は1トロイオンス1776.80ドル、パラジウムは2775.65ドル、為替は1$111円07銭前後の値動きで推移しております。