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【金相場】週明け16日のNY金相場は、リスク回避姿勢が広がる中で買われ続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1789.80ドル(+11.60ドル)と、買い優勢で取引きを終えた。世界各国で新型コロナウイルスの新規感染が再拡大する中、投資家のリスク回避姿勢が高まり、金を買う動きに繋がった。また、中国国家統計局が発表した7月の同国小売売上高、鉱工業生産などの伸びが鈍化し、市場予想を下回ったことも投資家心理を悪化させたほか、アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンが首都カブールを制圧し、地政学リスクの高まりもリスク回避の際に買われやすい金への買いにつながった。ただ、外国為替市場では対ユーロでドルが上昇した事で、上値を抑えられる場面もあった。
国内の金相場は、買いが優勢となった週明けのNY相場を映し続伸。買取ベースでは1gあたり6,861円(+10円)と、小幅ながら値を伸ばし、プラス圏での値動きとなりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
08/17 6,861円 (+10円)
08/16 6,851円 (+141円)
08/11 6,710円 (-13円)
08/10 6,723円 (-234円)
08/06 6,957円 (-19円)
08/05 6,976円 (+38円)
08/04 6,938円 (-20円)
08/03 6,958円 (-36円)
08/02 6,994円 (-26円)
07/30 7,023円 (+46円)
10日間の金相場平均価格:6,899円/g
【パラジウム相場】週明け16日のNYパラジウム相場は、前週末の上昇に対する反動や、リスク回避姿勢の高まりを背景に売られ反落。中心限月の9月限は1トロイオンス2598.00ドル(-58.50ドル)と、マイナス圏に反転して取引きを終了。前週末には約2週間ぶりの高値を付けていた事から、この日は利益を確定する動きが出やすかったほか、中国国家統計局が発表した7月の小売売上高、鉱工業生産が低調な結果となったことで、投資家心理が落ち込んだ事も意識され、パラジウムは時間外取引きより軟調となった。また、中東情勢の緊迫化による地政学的リスクの高まりや、発表された8月のNY連銀製造業景気指数も冴えない内容となった事が相場の圧迫材料となり、この日はマイナス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、反落した週明けのNY相場を映しマイナス圏での値動きに。買取では1gあたり9,950円(-154円)と、値を下げ続落となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
08/17 9,950円 (-154円)
08/16 10,104円 (-110円)
08/11 10,214円 (+154円)
08/10 10,060円 (-121円)
08/06 10,181円 (+17円)
08/05 10,164円 (+49円)
08/04 10,115円 (-154円)
08/03 10,269円 (+39円)
08/02 10,230円 (+60円)
07/30 10,170円 (+44円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,146円/g
10:50現在の金相場は1トロイオンス1790.35ドル、パラジウムは2608.85ドル、為替は1$109円30銭前後の値動きで推移しております。